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zoom RSS 若くてドライなヤツ エンシェントクラン

<<   作成日時 : 2013/05/18 07:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 4

今まで日本製のウィスキーはとても出来が良い事は書いてきた。
ただ同時に安価なスコッチも侮りがたいことも判ってきた。
前に書いたフェイマスグラウスやロングジョンは、費用対効果で言えば秀でている。
しかし、世に言う1000円スコッチは正直丁半博打なのだ。
All or Nothig 一か八かの勝負である。

ということで今回は対戦相手に、K&Kの缶詰で有名な国分が正規輸入をしているエイシェントクランをチョイスした。
名前の由来はスコットランドの古い氏族という意味らしいが、輸入元の会社も『時は元禄十五年…』で有名な忠臣蔵から10年後に出来た古い会社である。偶然かいな。
画像
今までの戦績は2勝1敗1引き分けだった。
今回は今まで出てきたどの銘柄より際立った特徴がある。それは値段だ。
今まで飲んできたものは1000円スコッチと言いながら、1000円というマジノ線を超えてくる物ではなかった。
ところがこの酒は軽々とそれを超え、900円の大台をも割ってしまう位の勢いである。
近所のスーパーでの購入価格は890円少々。これを激安と呼ばずして何を呼ぼう。

資本主義の世の中で価格とはそれなりに理由のあるものなのだが、この値段の理由は那辺にあるのか実に興味深いところである。
キーモルトは北ハイランドのトマーティンというから、それなりの飲み応えは期待出来そうだ。

色は薄い琥珀色。ちょっと不安がよぎる。帆船マークの二の舞はしたくない。
匂いをかいでみると支配的なのはアルコール臭とピートの香り。焼酎の匂いはしません。
飲んでみるとアルコール臭は否めない。やはり若い酒の風味だが、ピート香は結構ハッキリ。甘さを感じてからスパイスがバタバタやってくる。飲み始めの余裕は感じられない。ビターまでの挙動も早い。
スパイスは結構刺激的だ。余韻は短く甘さが若干残る。木質的な香りの余韻は薄いがちゃんとある。

若干加水して様子を見る。この価格帯のウィスキーは押し並べて加水の加減が難しい。しかしこの酒は余り神経質にならなくても良いようである。というのも余り挙動に変化はないのだ。
つまり加水しても挙動はゆるやかにならない。ブレンドの加減は判別不能。若い酒の風味は薄まる。
だがこの酒には何より新しい酒にありがちな酸味がない。
結構ドライな感じなのはトマーティンに通じるものなのか。
これはロックか水割りの方がいけそうな。

販売価格を見るとビビってしまうが、値段よりはまっとうな味である。
ウィスキーを飲んでる感触が薄めだがしっかりある。これはこれで有りだろう。
しかし、ゆっくり味わって飲むという酒でないのは確かだ。
まあまあ以前のように冷蔵庫のモノを総動員して、割に割って飲む必要はないのは結構なことだし。

これで戦績は3勝1敗1引き分けとなった。何とかギリギリ勝ち越しはしてる。
でも、富士山麓が980円そこそこで買えてしまうのも事実。
100円の価格差は大きいか小さいか。

ピート香をとるか、バニラの余韻をとるか…。







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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>ピート香をとるか、バニラの余韻をとるか…。

難しい問題ですね。究極のところ、酔っぱらえば何でもいいとはいえ、どのように酔うのか・・・といったところも大事ですしねえ・・・


私の場合・・・ピート香かなあ・・・
三友亭主人
URL
2013/05/18 21:39
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

この酒は飲み口から若い酒の風味はありますが、口の中に入れてしまえば何とかなる味です。
もう300円ほど出せば『ロングジョン』というなかなかの酒が買えますし、500円ほどだと『フェイマスグラウス』という良い酒が買えます。そう言った意味では価格にも理由があると納得できる酒です。
1000円スコッチのベーシック版ですが、これはこれで有りかなと思いました。
柔らかい酒ではありませんが…
Nori
2013/05/19 01:04
こんにちは! 見た目はすごく良さそうな〈エンシェント・クラン〉ですね。これ、乙山も某スーパーマーケットで見かけ、一度飲んだことがあるように思います。仰るようにそんなに悪いものではありませんし、もっぱらソーダ割りにして飲んだ記憶があります。

1000円を切るスコッチは、たいてい若いですね。私たちはこれを敬遠しがちですが、英国あたりで一番飲まれているのはこのクラスかもしれません。もっとも、英国のパブで飲んでいる人たちの写真を見ると、ほとんどビールばかりのような気もしますけどね。
只野乙山
URL
2013/05/19 10:48
乙山先生 コメント有り難うございます。

今、スーパーマーケットに行けばこのクラスの酒が沢山並んでいて、色々と試してみたくなってます。
一応この酒については前評判もチェックしたのですが、ウィスキーの好みというのは人それぞれで、結局バラバラでした。

飲んでみないと判らないというのが、私のスタンスでもあります。
最近は若い酒とのぶつかりが面白かったりするんですよね。
Nori
2013/05/19 13:31

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