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zoom RSS 名にし負うか否か バランタイン ファイネスト

<<   作成日時 : 2013/06/11 07:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 10

心に余裕がない時というのは、文章を作り出す余裕がない。
書きたい事は沢山あるのだけれど、パソコンに向かう時間が無かったのだ。
ということで、今回更新までに時間が掛かったのも仕事が忙しかったせいでもある。
今まで中1日で定期更新としていたが、どうにも手が回らなくなりつつあるので、しばらくの間中2日を目途に更新をしていこうと考えている。
ともあれ更新が遅れました事をお詫びします。ゴメンナサイ。

閑話休題、この間大層な無理をして国産の高価なシングルモルトを買った。
無理をすればツケが後に回ってくるのが世の常というもの。多聞に漏れず私も資金不足に陥っている昨今である。
だったら飲むのを減らすか止めれば良いものを、そう言った話に一向にならないのが漢(おとこ)というものである。
画像
世の中は面白いものでそんな状態の時に限って、頼りとする常飲ウィスキーを切らしてしまい、酒も金もないという泣きっ面に蜂状態というか負のスパイラルにはまり込んでしまったのだった。
貧すれば鈍す、背に腹は代えられない、高価な余市を常飲する以外に道はなくケチな飲み方をすることに…。
すると当然の結果ながら気がつけばボトルの半分以上減っているではないか。
一刻も早く常飲用のお手軽スコッチを買わないと大変な事になる。
という屁理屈を振りかざして、いつも行くスーパーで物色する事になった。

いつもの1000円スコッチを買おうかなと思ったが、目前に並ぶボトルを見るにつけ簡単に決められなくなってしまう。1000円クラスのものにするか、1000円を割っている刺激的なものを選ぶか…。

色々と物色するうちに以前飲んだバランタイン12年が好印象だったので、ベーシック版のファイネストを飲んでみたいと思った。何しろ以前は国産の居並ぶウィスキーよりも高い値をつけていた酒である。
飲んでみて当時のオッサン達の気分が、最近のオッサンにも理解できるかどうか興味深い。
それとベーシックなのにファイネストとはこれ如何に、という謎解きもしてみようかなと。

色は薄い琥珀色。12年物は花のような派手な香りがしたが、これはそこまで強くは香らない。ピートの香りと若い酒独特の香り。甘さが立ち上がるのも早い。でもそれ以上にビターの立ち上がりが早いのに驚く。じわじわ後から来る刺激は強め。ピリピリするような角はないにしても、結構ハッキリ舌に感じる。

加水して様子を見る。挙動は若干ゆっくりになり、味の重なりがよく判る。
甘さとほぼ同時にビターが来る。そしてスパイス。ビターと甘さが併走している時に刺激が加わる。甘さが一番最初に抜け、ビターが抜ける。最後にスパイスの刺激だけが舌に残る。甘い香りの余韻は弱く残るが、すぐに消えていってしまう。

値段なりの酒だが、このクラスの酒では良い部類に入るだろう。
このビターが勝った味は、昔一般的だったウィスキーに通じるものある。例えばサントリーオールド。
オールドを飲み慣れていてそれを旨いと感じる人たちにとって、この酒は上質で複雑で旨く感じた事だろう。

でも私はもっと良い酒が同価格帯にあるのを知っている。
同じ価格ならそっちを買ってしまうだろう。

当時のオッサン達がどんな状況で、どんな味のウィスキーを飲んでいたかをおぼろげながら偲ぶ事ができる。
みんなが上を向いて生きていた時代をほんのり想像する。
でもリピートするかと問われれば、非常に微妙だと言っておく。

あの有名な雷鳥ラベルを知ってしまったのは、幸いというべきなのか…。


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは! バランタイン・ファイネスト、乙山もわりと飲むことがあります。ウィスキーが切れてしまって何か買わないといけない、しかし他によさそうなものがなくて、これが1000円を切っているようなとき、手にするのです。

仰るように、どちらかというと硬めのブレンドですね。使っているモルトが比較的若いものだろうと想像しますが、咽喉を通る時のキックのようなものも、それはそれで好きなんです。昔はこれが3500〜4000円くらいしていましたね。
只野乙山
URL
2013/06/11 19:29
乙山先生 コメント有り難うございます。

これは近くのスーパーで988円で購入した物です。
1000円周辺のスコッチは正直当たり外れがありますが、これは安心できる味の酒ですよね。
若い酒の風味がするのは、乙山先生が先日おっしゃっていたように、この価格帯の酒の条件みたいな物ですから…。

以前はジョニ黒ほどでないにしろ、高級酒の仲間に入っていた酒ですから、最近売場でサントリーレッドと並べて売ってあるのを見ると、ある種複雑な気持ちがします。

まあ究極の定番の味と言う意味で『ファイネスト』という名は当たっているのかなと思ったりします。
Nori
2013/06/11 21:27
>昔はこれが3500〜4000円くらいしていましたね。(只野さんのコメントより)

本当に昔は高かったですよね・・・他の全ての舶来酒はみんなそうでしたが・・・


このお酒は私も何度か口にしたことがあります。以前の値段がイメージにあるので、1000円前後で買えるようになった今もなんとなく手の出にくい感じがするのですが・・・それでも、時々はね・・・
三友亭主人
URL
2013/06/12 21:06
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

20代の頃にこの酒を接待で飲ませてもらった事が有りまして、その時に「高い酒なんだから味わって飲んでくれ」と言われたことを覚えています。

今改めて飲んでみると、当時標準的だった国産ウィスキーよりも複雑な味と香りはしますが、現在の3500円〜4000円クラスの酒と飲み比べると若い酒の風味が強くて、ゆっくり飲むのに適した酒ではないような気がしております。

でも決して悪い酒ではないので、時折飲んで色々思索に耽るには良いと思います。
昔より良い酒が身近になったと思えば、今が幸せなことなんだと思えたりしますね。
ただ選択肢が多くて悩むこともありますが。
Nori
2013/06/13 09:02
まだ二十才になったばかりの頃
ある展示会のお土産で、特別に
ある商社の偉い人に頂いたお酒でした。
後日上司に報告したら、
すぐにお礼の手紙を書きなさいと
言われ、ヘタクソな礼状を送った覚えが
あります。

ここからは自分の世界観で書いて
しまい誠に恐縮ですが、
現行のバラファイより日本の庶民派
ウイスキーの方がわたくしには
どうしても格上に感じてしまいます。

どっちが上か下かではなく
日本のウイスキーが破格で
美味すぎるのです。



今の日本の庶民派価格ウイスキーのほうが


四の字硬目
2014/01/20 16:03
四の字硬目さん コメント有り難うございます。

確かに今この酒を飲んでも「旨い酒だ」と大声で言えない部分があります。昔からのファンで舌が慣れた人達にとっては良い酒なんだろうとは想像します。

でも仰有るように国産ウィスキーの品質が向上ぶりと比べると、『値段なりの酒』という結果しか出てこないように思います。

バランタインも一つ上になると格段に旨くなるので、ベーシックな酒だと認識しておくのが良いような気がします。

ホントに日本の庶民派ウィスキーの実力は馬鹿になりませんよね。
Nori
2014/01/20 17:10
個人的にはファイネストは気に入っています。
12年が17年よりも好きなのですが、ファイネストは1000円スコッチと考えるとトップクラスではないかと思います。
ほかに挙げるとなるとカティサーク、ジョニ赤、ホワイトホースファインオールドでしょうか。

某すすきののニュークラブに行ったとき、出されたウイスキーがファイネストでした。団塊の世代であれば喜ばれるかもしれませんが、相場を知っているウイスキー好きには笑われるレベルです。
RERA
2014/10/17 23:13
RERAさん コメント有り難うございます。

私も12年が一番気に入っておりまして、ウィスキーのブレンドとはこうだという規範の様な酒だと感じています。
ジョニ黒もアプローチは違っていながら、やはり高いところを目指したのがよく判って好印象です。
ファイネストはこのクラスの酒の中では上位にくるものだと思っておりまして、国産・スコッチを含めてハズレのない品質の良酒だと思っております。

ですが仰有る様に店で出される酒がこれだと、「他に無かったのかなぁ」という感想をもってしまうと思います。
ただ世間の飲み屋では焼酎が幅をきかせていて、ウィスキーの選択の幅が余り無いことも多い様な気がします。

店をやってる人の感覚が25年前から余り変わって無いのかも知れませんけど。
Nori
2014/10/18 08:49
こんにちは。最近、このファイネストと12年を時々呑み比べしてます。
同じ蒸留所のものとは思えない位、風味のベクトルが違って面白いですねー。独特のクセは、ホワイトホースやジョニ赤のピーティでくすんだ感じとも違うし、スパイスは有れど
ハーブ様のフレーバーは何かしら覚えあるなぁと感覚の糸を辿ってみたら、胡瓜。
あの瓜科の瑞々しさと青臭さを伴った爽やかな香りが後口にあります。

バニリックな12年と毛色が違って好きな個性の一つでした。
つっち
2015/07/30 12:51
つっちさん コメント有り難うございます。

バランタインはこのファイネストから古いものそれぞれに個性的で、ブレンドというものの面白さを教えてくれる酒ですよね。
古いものの華やかな感じも悪くないのですが、このファイネストのスコッチの基本とも言うべき風味も悪くないと思います。

予算がない時にもスコッチの風味が味わえるというのは、何とも貴重な事だろうと思いますね。
私も常時1本は持つ様にしております。
Nori
2015/08/01 08:46

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