この辺りの者でござる…

アクセスカウンタ

zoom RSS 森の香りとは サントリー 新白州

<<   作成日時 : 2013/07/25 07:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

未だかつてハイボールを旨いと思った事がない。
最近はウィスキーの先達である只野乙山先生にならって、ウィスキーソーダをたまに飲むようになったが、世間で評判になっているジョッキで飲むようなハイボールは飲みたいとは思わない。実は興味本位で缶入りハイボールなるものを飲んだ事があるのだが、それ以来二度と口にしようとは思わなくなった。
如何に菅野美穂が魅力的であっても、旨くないものを旨いとは言えない。

この間から新しいブラックニッカを飲むようになり、安価でも良い酒が造れるのだと認識を改めた。そうかと思って決して良い酒だとは思わなかった某ウィスキーのプレミアムとか言うのが新しく出たので味見してみたけれど、トワイス・アップで飲めるような酒ではなく、さりとてロックや水割りにしても感心するものではなかった。
やはりサントリーは全てのウィスキーをハイボール対応にしようとしてる気がする。
画像
何で?と言われるのを覚悟で、看板のシングルモルトの10年物を無くしてまで売り出している『新〜』を飲んでみようと思い、コンビニでミニチュアボトルを買った。ハッキリとした感想を導き出すのにミニチュアボトルでは心許ない気もするが、フルボトルを飲み切る自身も無かったのだ。

ただ自分なりの答えを出したかった事もあるし、怖いもの見たさとかあるでしょ。
小栗旬が飲んでる酒とあれば、奥様も文句を言わないのが先日わかったし。

ミニチュアボトルだけにタップリ注ぐ事は出来ないのでソロリソロリと…。
色は薄い琥珀色。黄金色という表現もあるらしいが。香りは新しい酒の香りが支配的。ほんの少しだけピートの香り。飲み口は結構くっきりした味。木質的な香りがする。しかし甘い香りではない。甘さがストレートにやってくるが、香りと連動してはいない。
甘さには常に酸味がついて回る。そして強めのビターとスパイス。度数が高い事を常に意識させる味。甘さが消える頃にふっと木質系の余韻。バニラの様に甘くはない。何だろう?

かなりアルコールの強さを感じる味。加水すればどうなるか。
加水すれば木質的な香りに甘い香りが立つ。しかし大半が若い酒の匂い。甘みもすぐに立ち上がるが、起伏が少なく平板な感じ。少しミント風の味が甘さの底にある。硬質な酒。
蒸留酒を飲んでいる事を意識させる刺激が常にある。

味の厚みがあまりないのに、所々尖ったところのある面白い酒である。
強めの余韻の中にあるビターには渋みも含まれている。これは木質系の余韻につながっている感じがするのは樽由来のものなのか。言わばチャーを施さない新樽の風味かも知れない。もしかしてワイン樽の渋みかな。
森の香りと言うよりは木の風味。

試しに氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸で割ってみる。
尖っていた部分が丸くなり飲みやすく、味も感じやすくなる。そのまま飲むよりはウィスキーソーダの方が合っているようである。やっぱりね。

決して悪い酒だとは思わないが、10年ものと同じお金を払ってまで飲みたいとは思わない。確かに前述の自称プレミアムな酒よりは上質ではあるが。

色々と飲んでみておぼろげに感じたのは、サントリーという会社は飲み手の舌を分析していて「この程度のものを出しておけば良いか」という見切ったような造り方をしているようだ。
そして「良い酒が飲みたければもっと金を出せ」と。

私だけが色々と妄想を逞しくしているだけなのかも知れないが、再びフルボトルで買おうとはなかなか思いにくい酒である。

色々な事がよく判って何よりだった…。 



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
私の場合ハイボールはウイスキーとは別の飲み物と考えています。同じものだと考えるとおいしく感じないものでも、別物だと考えるとそこそこ飲めるもので(気持ちだけの問題ですが)・・・

三友亭主人
URL
2013/07/27 10:50
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

昨今のハイボールを売り出そうという業者の意図はわかるのですが、わざわざ酒の味を判らなくして…というのがちょっと。
ハードリカーの売り上げが伸び悩んでいることも判りますし、何とか普遍化したいという気持ちも解るのですが、ウィスキーの旨さを薄めて取っつきにくいクセだけ強調されているものが多いように思います。

確かに別物と考えれば飲めなくはありませんね。
ただ、業者の造る酒がそれに合ったものばかりになるのも考え物でして。

いきおいスコッチかニッカばかり飲む様に…。
Nori
2013/07/27 16:28
こんにちは! 白州ですね。じつはまだ飲んだことがありませんが記事を拝見するとなかなかいける感じですね。先日、とあるバーで熟成年数無記載の山崎を飲みました。バーテンダーの話では、9年物だそうでして、山崎10年と一本化を図る様子だということでした。なかなかおいしいもので、熟成年数無記名もいいなあと感心したのです。
近頃たいへん流行している、ジョッキーでウィスキーのソーダ割りを飲むやり方はあまり好きではありません。何か違和感があるのです。
只野乙山
URL
2013/07/28 10:58
乙山先生 コメント有り難うございます。

白州は山崎と違って新しい木の香りがする酒でした。
甘みと酸味とミント様の風味のある個性的な飲み口です。
これは山崎なんかより好き嫌いが分かれるような気がします。ただトワイスアップやロックよりもウィスキーソーダや水割りが良いように感じました。

やはりジョッキでハイボールは違和感ありますよね。
ウィスキーソーダはタンブラーで濃い目のものを飲むに限ると言うのが私の勝手なこだわりでして…。
主流派ではないので、大声では言えませんが。
Nori
2013/07/28 14:38
同じくウイスキーのブログを書いている道産子です。

新白州を最近飲みましたが、ニッカ党の自分にとっても
好感の持てる味でした。
新山崎よりも出来がいい、サントリーらしくないスモーキーな
香りが比較的表に出ていてフレッシュな味。

私はハイボールやコーラハイ(ペプシネックス使用)でも
飲みますが、個性のある銘柄はコーラで割っても死にません。

世の中は角瓶(北海道では角サンと呼ばれる)のハイボール
ばかりで、味もいまいちですが、癖の強い銘柄(余市ノン
エイジ、G&G、オールド)のハイボールは初心者にも勧めて
います。

ただしメインはロックです。
RERA
URL
2013/12/22 23:15
RERAさん 初めまして。
コメント有り難うございます。

昨日ずっとパソコンから遠ざかっておりまして、返事が送れました事、申し訳ありません。師走は常にバタバタとしておりまして、僧侶でも先生でもないのに走り回っております。

コメントを頂いてかなりビックリしました。
実はこっそりとそちらのブログを時折拝見しておりまして、まさかご本人からコメントを頂けるとは思っておりませんでしたので。

白州は口当たりの良いものを目指したサントリーの中では、ちゃんとしたウィスキーになってるものだと思います。
10年ものを飲んだ後にこれを飲んで「同じ値段だよ」と聞かされると、「するってぇと何かい」と誰もが返事をすると思います。
決して悪い酒では無いのですが、10年ものの出来が良かっただけに残念な気がします。別の名をつけて売っていれば、これ程酷評される事もなかったのではと。

それとハイボールはウィスキーの間口を広げたという功績があって、それから若い人達がウィスキーに触れるようになったのは慶賀なことです。
ただ、ウィスキーの本領というのはもう少し深いところにあって、真価を知らずに消費だけしていくというのは勿体ない事だと思います。

もっと色々な飲み方をした方が面白いのに、とか思ってしまいます。
Nori
2013/12/23 09:35

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
森の香りとは サントリー 新白州 この辺りの者でござる…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる