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zoom RSS 穏やかで複雑な ニッカ ピュアモルト・ホワイト

<<   作成日時 : 2013/09/26 07:00   >>

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今までに飲んだ事はあっても記事にしていない酒がある。
今では反復的に購入しているピュアモルト3種の内、気が付けばホワイトだけ取り上げていなかった。ワザとという訳でもなく避けていたという訳でもなく、ただ単に忘れていただけの事である。

何分ハイニッカを目撃してから隣町のスーパーばかり入り浸って、ピュアモルトの置いてある件の酒屋へ足が遠くなってしまい、大事な常飲している酒が後回しになってしまったのだった。
なので決してこの酒が嫌いとかと言う訳ではない。まあ嫌いでないから反復的に買ってる訳で…。

周知の事だがピュアモルト・ブラックは余市がメインモルトで、レッドは宮城峡モルトがメインになっている。
しかしホワイトについては諸説有って、アイラ島の港町にある蒸留所の酒を使っているとか、アイラ島のモルトスターから麦芽を買い付けて余市で蒸留したとか、はたまた全て余市蒸留所のモルトなのだとか色々あって本当のところは判らない。
画像
まあ飲んでいる方としたらアイラモルトらしい味がすれば良いわけで、出自が何処であっても構わない。但しピュアモルト全般に言える事なのだが、キャップが「ポコッと」取れてしまうのは何とかならんモンですかね。

特徴あるボトルからそろそろとグラスに注ぐ。色は綺麗な琥珀色。香りは柔らかい燻煙香と樽由来と思われる芳香。ラフロイグのようなヨード香は極々微かに。

一口含んで口の中で遊ばせる。非常に柔らかいピートの匂いと同時に甘さが立ち上がってくる。甘さの山はなだらか。スパイスとビターがやってきて、渋みを残しながら去っていく。余韻はビターの中から木質系の香りが嫋々とたなびく。ただこの余韻は結構個性的で、好き嫌いの分かれるところであろう。そして多少の揮発性の高さを感じる。

いつものように少し加水をしてみる。煙臭さがほどよく抑えられて、どちらかと言えば木質様の香りの方が目立つ。磯臭いヨード香は殆ど感じない。
ラフロイグを飲み慣れているせいで感覚が麻痺してるといわれたら、確かにそんな傾向はあるかも知れない。でもアイラモルトらしい感じはする。
甘みを感じてからスパイスが来るのは早め。結構素早く味が変化していく。
そしてビターと渋みを伴う余韻。これもあまり強い余韻ではないが甘い良い香りがする。

ニッカのHPによれば「余市蒸溜所のヘビーピートタイプのモルトが主体。海草やヨードに似た強いピート香。コクのあるやわらかな味わいが特徴です。」とある。
それでもいつも飲むアイラモルトほどのヨード香や潮気があるわけではない。
これはあくまでも想像の域を出ないが、アイラのモルトスターから仕入れたものを余市で蒸留・熟成したという話が一番信憑性が高いのかも知れない。

この酒は以前の記事に書いたように、日本人には敷居の高いアイラモルトを日本人向けにアレンジしたものだと思う。穏やか且つ複雑に…。

これからアイラモルトを飲むという人たちには良い指針になると思うし、程よい個性的なウィスキーを欲する人たちにはこの上ない旨い酒だと思う。

私はこの酒からアイラモルトよりもニッカを感じる。

いずれにしてもニッカの造った旨い酒だというのは間違いない。




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コメント(6件)

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こんにちは! ピュアモルトの白ですね。乙山も以前これの記事を書きましたが、日本のウィスキーの中ではいちばん個性があるなあ、と思ったのです。ところが先日、とあるバーで〈アードベック〉というアイラモルトを飲んだのです。やはりアイラモルトの感じと少し似ているかもしれないが、違うなあ、と改めて思いました。

ピュアモルトの白は、アイラモルトを一部使っているものとばかり思い込んでいたのですが、本当のところはわかりませんね。なるほど、どこかアイラモルトを感じさせるブレンド、それはそれで、乙山のお気に入りの一本になっています。
只野乙山
URL
2013/09/26 11:10
乙山先生 コメント有り難うございます。

おお、アードベックを飲まれたのですね。
あの燻煙香の塊をお飲みになったとは…
ある意味でスコッチの一方の精華ですから、又飲もうと思うかもう要らないと思うか両極端の酒ですよね。
勿論私は又飲みたいと思った口です。

ピュアモルトは穏やかさを好む日本人の口に合わせた、個性的だけど飲みやすい酒ですよね。
私はアイラモルトが大好きですが、流石にそればかり飲むと非常に疲れたりします。
でもこの酒は気合いを入れなくてもサラッと飲める旨い酒です。
毎日飲んでも疲れてこない優しさがとても良い。

それって良い酒の条件なんじゃないかなと思ったりします。
Nori
2013/09/26 20:43
夏に余市蒸留所に行きましたが、そこで購入した余市12年ピーティ&ソルティが、まさにアイラモルト(ラフロイグやアードベッグに近い印象)そのものの香りと味でした。

そうなると、ピュアモルトホワイトはアイラ風の磯の香りのするピートを使ったモルトを余市で仕上げ、使っていると思われます。

ただ、昔のホワイトだとアイラモルト原酒を輸入していたようですね。
RERA
URL
2014/10/16 23:01
RERAさん コメント有り難うございます。

おお余市に行ってこられたのですね。
ニッカの市販されているものは、ヘビーピートとはいっても少しマイルドな風味になっていますから、そんな個性的な酒があるとは予想してませんでした。
益々余市に行ってみたくなってしまいました。

やはり余市ではアイラモルトに比肩する様な酒も造っていたのですね。
うーん一度是非飲んでみたいものです。
Nori
2014/10/17 10:23
余市の工場へ3度目の訪問をしてきました。
ここぞとばかりにあれこれ試飲しましたヨ♪

この白ラベルはメニュー表の説明に「アイレイ島のヘビーピート云々」とありましたので、アイラモルトの特徴が立っているのを期待して注文しました。
なるほど、ヨード香がはっきりしており重厚な樽香の中からビターを伴った甘みも感じられました。
個人的には、このようなクセは好きですねぇ。アイラモルトには疎いけど、とりあえずこれも余市の個性の一端と心得る所存です。

余談ですが、ピュアモルトの黒が品切れだったのは心底悔やまれる・・・舐めたかったなー、余市好みとして。
つっち
2015/07/05 15:30
つっちさん コメント有り難うございます。

この酒は日本製ウィスキーにしたら個性的ですが、日本製らしく余り尖って居らず親しみやすい酒ですよね。
しかしこの風味が好きだと言うことであれば、アイラモルトへの引き返せない道が待っていると…。
抜け出せない沼の世界へようこそ。

白ラベルはもう飲めなくなる可能性がありますので、私も買い込んでやろうかと算段をしております。
旨い酒を飲めるウチに飲み切ってしまうというのも正解なのかも知れません。
Nori
2015/07/05 23:36

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