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zoom RSS 徹夜の果てに 池井戸潤 『空飛ぶタイヤ』

<<   作成日時 : 2013/10/08 07:00   >>

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ここのところ少し寝不足気味である。
仕事も差し迫ったものもなく、奥様の怪我は快癒して以前の生活に戻ってきた。
寝不足になった原因というのは読書に起因するものなのだ。
で、そんな馬鹿な話をブログの記事にしてみようかなと。

最近は昔ほど当たりのテレビドラマというのが無く、ネットで色々な情報が得られるのも手伝って、皆テレビを見なくなってきたのだと思っていた。私が贔屓にしている『救命病棟24時』も久しぶりに復活したというのに、視聴率は余り芳しいものではないそうな。

でも世間では小さい子供まで「倍返しじゃあー」と叫んでいるのを目にする位、『半沢直樹』というドラマが大当たりしたという。番組宣伝を見たら確かに面白そうではあったのだが、少しばかり難しそうな話は奥様からストップが掛かってしまうので、ウチの家族全員見ることはないままに終了してしまった。
画像
このドラマの原作である『オレたちバブル入行組』は以前から気になっていて、書店で何度か手にしたことはあったのだけど、主役の堺くんの写真の載った帯がついているせいで購入には到らなかったのだ。でもそれは堺くんが悪い訳ではない。私のアマノジャクな性格は現在流行ってる本を敬遠するように出来ている。
ゆっくりとブームが終わってから読む。というのも小説の主人公とドラマの主役の顔が重ならないようにというのが実のところなのだ。

という訳でこの間ウチの受験生と本屋へ行った時に、敢えてこの『空飛ぶタイヤ』を手にしたのだった。

話の筋はというと、走行中のトレーラーの車輪が外れて歩道にいた親子連れを直撃する死亡事故を起こした。自動車会社から出てきた調査結果には整備不良による事故だと断定してあり,警察もその方向で捜査を進めることになる。しかし主人公である運送会社社長の赤松はこれに納得出来ず、自分で調査に乗り出すことを決心する。

この物語には3人の軸になる人物が登場する。1人は当然主人公の赤松で、2人目は自動車会社の顧客管理をしている沢田。そしてやはり作者が得意とする分野であろう銀行員の井崎。この3人の思惑と行動が入れ乱れて見事な協奏曲を演奏しているようだ。

最初どこかで聞いた話だなあと思われる人も多いだろうが、以前世間を騒がせた欠陥自動車による死亡事故をベースにしているのだ。
私はこの事故の時は丁度車の買い換えを迫られていた時期だった。当時乗っていたR32型スカイラインに愛着があったのだけれども、2人目の子供が生まれてどうにも狭くなり、奥様からも「ミニバンって良いね」とチクチク言われるようになった為である。

その時に当該自動車会社の車と後にマイカーとなるN社の『高速道路の星』を候補に挙げていたから、ハブが根本から折れたという話は他人事でなく思えたのだった。

ともあれこの物語から財閥系の会社の内部事情やら系列銀行の立場だとか、自分が組織の中で働いている経験かあるから余計に引き込まれていくのだろう。そして中小企業の社長の苦労も、大規模でない組織にいる自覚があるから非常に共感出来る部分だ。
そしてその主人公が熱い人間であるが故にとても魅力的で、読み終わった後の読了感はとても爽やかで「良いのを読んだなぁ」と得した気分になった。

そこでハッと時計を見てみれば、起床予定時間の2時間前だった。我誤てり。
慌てて布団に入ったが,その日は眠くて使い物になりませんでしたな。
『年寄りの冷や水』とはまさにこの事。

知らなかったのだが、後で調べてみたら仲村トオル主演で既にドラマ化されているという。
先に読んでいて良かった。でもそのドラマが凄く気になる。

ということで今度は例の通販サイトとの睨み合いが始まるかどうか…。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うふふ。Noriさん、若い。元気な証拠です。
僕なんか、テレビを見ていても、小説を読んでいても
だいたい二時間持たないで、眠りに落ちています。
根岸冬生
2013/10/08 10:03
根岸さん コメント有り難うございます。

いやいや、読む本によってはすぐに眠気を催しますよ。
ワザと難しい表現をしてある本であるとか、山も谷もない小説を読んだりするとすぐに寝ます。

テレビでも前フリの割にはつまらない結果ばかりの話なんかは、見始めて5分もしないうちに意識が遠のきます。

それ故最後まで読み続けられる本を探すのが大変でして…
流行の後追いになるのはそんなことも手伝っているのかも知れません。
Nori
2013/10/08 12:47
私の場合、テレビはともかく、活字は(漫画を含む)15分んも見ていたらそのままの姿勢で寝込んでしまい・・・知的な生活とは縁遠い毎日・・・なんとか脱却せねばと思いつつ、進行する老眼がさらに立ちはだかり・・・
三友亭主人
URL
2013/10/08 23:03
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

私も本に没頭できるか否かは最初の5ページにかかっております。そこで入り込めれば最後まで行くのですが、「ダメだ」と思ったらその瞬間に手を放します。

疲れ方もさることながら、若い時よりめっきり執着心がなくなってしまったのはやむない事だと諦めてます。
歳をとると気が短くなるとか堪え性がなくなるとか言いますけど、今まさに自分がそうなんじゃないかと思うと愕然と…。
Nori
2013/10/09 18:23

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