この辺りの者でござる…

アクセスカウンタ

zoom RSS 不思議と常習性のあるもの

<<   作成日時 : 2013/10/11 07:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 7

女性同士の物のやりとりを見ていると中々興味深いものがある。
いつもお菓子やなにやを買ってきては、休み時間にシェアしながらもぐもぐと口を動かしている。面白い事に老若にあまり関係ないようで、同様の風景を目にした人は多いはずだ。
かく言うウチの奥様も外に出た時には常に、職場に持ち込むためのお菓子の物色に余念がない。そして小旅行の度にお土産のやりとりも頻繁に行われている。

という訳で奥様の職場の先輩から奈良に行ってきた時のお土産を頂いた。
言わずと知れた奈良名物『ヤマトの柿の葉ずし』だ。
画像
元々は紀州の漁師が熊野灘でとれたさばを塩でしめ、山越えをして吉野川筋の村へ売り歩いたのが最初であるという。吉野の周辺では川魚を主に食べていたのだが、海の魚はお祭りの時とか祝い事の時に酢で締めた物を食べていたらしい。そしてそれを殺菌作用があるといわれる柿の葉っぱでくるみ、保存効果を計ったのだと伝えられている。

余談だが奈良県を縦断する国道24号線沿いには、鮮魚の料理を売り物とする生け簀料理の店の看板が目立つ。何故なら大きな川のない大和盆地に生活している人たちは、なかなか生の魚を口にする事が出来なかった。ようやくここ30年くらい前から運送手段の発達によって鮮魚が入ってくるようになって、とある店が生け簀の魚を出したところ大流行して以来、国道沿いにはそんな店が増えたのだとか。
あまり信用できない奈良在住の知人が言った事なので、一度三友亭主人さんから裏を取った方が良いような話だけど。

ともあれ柿の葉ずしは奈良の名物で、高速道路のサービスエリアや大阪あたりの百貨店でも入手することが出来る。そして今回貰ったのはヤマトさんのものだが、いつもお世話になっているのは『たなか』さんの方で、実は会員カードを持っていたりする。
『ヤマト』と『たなか』といえば知る人ぞ知る柿の葉ずしの2大メーカーなのだ。
画像
五條から吉野にかけての伊勢街道を走ると、至る所に柿の葉ずしの店を見る事が出来る。一見普通の弁当屋とかコンビニに見えるが、柿の葉ずしを中心にちらし寿司各種も並べてるのはなかなか面白い状況である。

以前食べた『ヤマト』さんの柿の葉ずしは御飯の酢がきつめで『たなか』さんの方が旨いと思っていたのだが、今回食べたものは酢の塩梅がとても良く美味しいなあと感心した。
考えてみれば以前食べた時は買ってすぐに食べたけど、今回は1日置いた物だったから酢がこなれて良い具合になっていたのではないだろうか。

しかし通の人によれば吉野山の直下の町にある柿の葉ずしこそ本場で、2大メーカーのものはそれなりだけど満足のいく物ではないらしい。

でも『たなか』さんの店に行くと、箱詰めの時間を利用してお茶は出るわ試食の柿の葉ずしはでるわの接待をしてくれる。そんな事もあっていつも贔屓にさせてもらっているのだけど。

そうは言っても今回食べた『ヤマト』さんもなかなか良かったし、店先で買える海鮮どんぶりにも興味が湧く。近々奈良に行こうと計画しているから、いずれかの店に寄って土産にしよう。

しかし柿の葉ずしには不思議な常習性があって、時折無性に食べたくなるのは何故なのだろう。
手が震えたり幻覚症状が出ないにしても…。







テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
昔、大阪支局にいた頃、本社出張の際は
駅弁がわりに柿の葉寿司、帰りは小田原の小鯵押寿司というのが、お気に入りでした。

柿の葉寿司もいろいろ奥が深そうですね。
根岸冬生
2013/10/11 13:46
根岸さん コメント有り難うございます。

結構近畿地区の中で柿の葉ずしというのはポピュラーでして、駅の売店で買えたりするので駅弁として使われたりしますね。
大抵大阪なんかで売っている物は『たなか』さんのものでしょう。
こちらは酢の風味も柔らかく私なんかも旨いと思うのですが、地元の方はもっと酢のきいた方を好まれるようです。
魚も鯖・鮭・鯛とあるのですが、鯖が一番美味しいように思います。

結構あちこち食べ比べる人たちもいて、それぞれの贔屓の店があるようです。
記事を書く時に調べてみて、皆さんこだわりを持ってる事に感心しました。
Nori
2013/10/12 01:56
こんにちは! 柿の葉寿司、いいですね。これを初めて食べたのはもう20年以上前のことだと思います。その時、何も知らずに、柿の葉ごと口に入れてしまい、周囲の人たちを唖然たらしめたことを今でも思い出し、頭を振って記憶を消してしまいたくなります。そういう記憶に限って、いつまでも残るものですね。
只野乙山
URL
2013/10/12 09:17
乙山先生 コメント有り難うございます。

確かにあの外見から葉をとって食べるというのは、なかなか想像出来ない部分かも知れません。
私の先輩は電車で『ますのすし』を買って、割り箸の袋の中にナイフが入っているのを気づかずに、そのまませんべいでも食べるように笹を剥いて丸かじりしたらしいです。
車内の方々は珍獣でも見るような風だったようです。

私が初めてこれを食べたのは、25年前位によく生駒の方々がウチの職場を訪ねてきてくれていまして、その時のお土産で頂いた時です。
それから時折無性に食べたくなる時があるのです。
Nori
2013/10/12 12:32
>とある店が生け簀の魚を出したところ大流行して以来・・・

って点を除いてはおおむね正しいと思いますよ。本当に昔の奈良の人は生の魚が食べられなかった。私のおじさんが奈良の人なんですが、私の叔母と宮城で出会った頃は寿司屋に入って文卵とキュウリぐらいしか食べられなかったそうで・・・それが、私がものごころのついた頃にはかなりの寿司通になっていました。だから、そんな傾向は生け簀云々の話よりも前に生じて来たものだと思いますね。まあ、生け簀料理店がそれに火をつけた面もあったでしょうね。
三友亭主人
URL
2013/10/13 08:18
そうそう忘れてました。柿の葉寿司はヤマトも田中もいいけど・・・私の好みは平宗の柿の葉寿司。一番素朴な塩の利いた味です。ですから、買ってから三日は持ちますし、そのぐらいの方が味がこなれておいしいんですよ。夏場はちょいと怖いですが・・・
三友亭主人
URL
2013/10/13 08:20
三遊亭主人さん コメント有り難うございます。

やはりそうでしたか…
奈良の知人というのは私の大学時代の先輩なのですが、怪しげな関西弁をあやつり本当かどうか判らない事ばかり言う人だったので。
でも元々奈良の人達が生魚を食べなかったということはよく判りました。ちなみに山村育ちのウチの奥様は未だに魚卵(イクラ・数の子・たらこ)など一切食べられません。

それと地元の方たちはやはり平宗の贔屓なんですね。
吉野山の直下には結構色々な柿の葉ずしの店があるんですよね。
未だに機会がなくて行ったことがないんですけど。
Nori
2013/10/13 15:17

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
不思議と常習性のあるもの この辺りの者でござる…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる