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zoom RSS クラシカルな良酒 マルス アンバー

<<   作成日時 : 2014/01/17 23:30   >>

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毎朝夕の通勤経路の途中に小さいが綺麗な酒屋がある。
実はそこの酒屋の主人とは仕事とプライベートと両方に関係が有るのだが、何故か今までそこでウィスキーを買った事がなかった。
売っていない訳でもなくサントリー・レッドやホワイト、ブラックニッカのクリアブレンドなどは必ず置いている。

最近まで自分の欲しい酒を取り寄せてもらう事に気付かずにいて、ふと「ああ、そう言えば」という感じで思いついた。
「言ってもらったら何でもとるよ」と言ってくれたので、何の遠慮もなくフロム・ザ・バレルとピュアモルトと竹鶴12年をオーダーした。値段については「大体どんな感じかな?」と彼から聞いてきたので、手心を加えずに何時も買う店の値段を言っておいたが、考えたらネットの最安値を教えた方が良かったか…。
そして「マルスの駒ヶ岳か岩井トラディショナル」と危うく言いそうだったが、考えてみたらそんなに簡単に手に入る酒じゃない。下手をしてワインを取り寄せられても困るし。
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先日会った長野在住の同期生は「マルスってウィスキー作ってたんだなあ」と言う位に、長野ではワイナリーとして有名な会社だったりする。まあ、まだ何も知らない頃にパックツアーで鹿児島に行った時、旅行業者のなすがまま港にある本坊酒造の工場を見学して、焼酎をお土産に2本ほど買っていたのだから人の事は言えない。

元々ニッカの父である竹鶴政孝氏がスコットランドに行くことになった時に、当時在籍していた摂津酒造の上司であったのが岩井喜一郎氏である。竹鶴氏がスコットランドから帰国した時に提出したのが『竹鶴レポート』で、爾後岩井氏がマルスの顧問となりウィスキープラントを建てる事となった時に、これを参考にして『岩井ポットスチル』を造ったという。
してみると、やはり竹鶴政孝という人が如何に偉大だったかが判る。

竹鶴氏と岩井氏に敬意を込めて開栓する。
色は濃いめの褐色。トップノートは木質性の香りがする。そして若いアルコールの香り。
口に含んだ時の香りはピートこそ控えめだが、ちゃんと樽由来の香りがする。
甘さは柔らかめでコクの厚みの方を感じる。じんわり甘みが立ち上がる前にアルコールの刺激を感じてしまう。
以前記事にしたニッカのザ・ブレンドやサントリーローヤルもこの傾向があって、考えてみれば昔のウィスキーはみんなこうだった様な気がする。
そう言う意味ではこの3本はクラシカルな雰囲気のある酒だと思う。
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いつもの様に若干加水して様子を見る。
木質性の香りは樽由来のものだとよく判るようになる。そして麦由来の味と香りもする。これは熟成にシェリー樽と、ワイナリーから来たワイン樽も使っているのかも知れない。
派手な香りではなく落ち着いた渋い木の香り。コクにも連動している印象。
後に来るビターにも渋みが感じられる。

試しにロックにして飲んでみると、若いアルコールの刺激が和らいでなかなか良い感じである。
また水割りにしてみると色々な香りを感じやすくなって良い感じではあるが、コクの部分が薄くなってしまうので濃いめの方が旨い。

マルスは一度蒸留所の稼働を止めてしまい、流通在庫だけになってしまうと心配をしたのだが、最近になってまた稼働していると聞き少し安心している。
こんな真面目な酒を無くすのは勿体ないでしょう。

世間では少しずつウィスキーを飲む人間が増加しているという話も聞く。
このクラシカルというか古典的な酒は、最近飲み始めた人に勧めてみたい酒である。
そして焼酎を常飲している人にも勧めてみたい。

馴染みのある香りに樽熟成の効果加わるとどうなるか、がとても判りやすい酒だから。




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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
マルスですか・・・私の飲んだやつよりは上等そうなボトルですが、いい感じですね。さぞやおいしいことでしょう。

ところで・・・私の方は先週「ハイニッカ」を近所の酒屋で見つけることが出来、早速購入。飲酒歴の長い私ですが、記憶をいくら辿ってみても「ハイニッカ」を試した記憶はなく・・・多分初めての経験。
・・・充分な満足を感じることが出来ました。
この値段でこの味・・・この会社の良心というものを感じました。
三友亭主人
2014/01/18 16:10
こんにちは! マルスウィスキーの〈アンバー〉ですね。そこの3&7も、アンバーも飲んだことがあります。どちらも良いウィスキーだと思いました。仰るようにアンバーはクラシカルなブレンドだと感じました。
喩えはまずいかもしれませんが、3&7は「リザーヴのような感じ」でアンバーは「オールドのような感じ」で大まかな傾向を表すことができるのではないかと思います。乙山はどちらかというと、アンバーのほうが好きなのです。
只野乙山
2014/01/18 21:19
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

ハイニッカは旨いですよね。
派手な香りも余韻もありませんが、味の厚みがある非常に旨い酒です。
何にしても近所で入手出来るというのが一番です。
話を伺って又飲みたくなってきました。

でも今はちょっとした理由で禁酒中なのです。
ちょっとぐらいなら良いかな…。 
Nori
2014/01/19 01:18
乙山先生 コメント有り難うございます。

「オールドの様な感じ」というのはよく判ります。確かにそんな感じましますよね。
最近の酒の様に柔らかく派手で…というものではありませんが、若さを感じながらも樽由来の芳香と麦の風味を感じられる良い酒です。
残念ながら何故か3&7はこれを買った酒屋にはなく、どちらも欲しかったのですがアンバーだけしか入手出来ませんでした。

実は最初にマルスを飲んでみようかと思ったのは、乙山先生の記事を読んでからなのです。
ほんとに国産の安価なウィスキーでも、馬鹿にならない実力を持っている良酒もあるんですよね。
Nori
2014/01/19 01:28
大好きなウイスキーです、
蒸留所見学にも是非行って
みたいです。
四の字硬目
2014/01/19 16:53
四の字硬目さん コメント有り難うございます。

これは本当に良い酒ですよね。
多少若さを感じますが、ちゃんと樽由来の香りもしますし。
今度は『岩井トラディショナル』が飲んでみたいのですが、蒸留所に行かないと入手出来ないので、一度有志を募って行ってみたいと考えております。

先ずは願掛けの禁酒をしているので、それが終わってからになりますが。
Nori
2014/01/20 01:11

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