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zoom RSS 今年は忘れてなかった

<<   作成日時 : 2014/07/04 07:00   >>

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男子たるもの忘れてはいけないものがある。
志であるとか美学であるとかは当然のことながら、優しさや人情というものについても然りである。だがもっと忘れてはいけないものがこの世にはある。

大人の男ならば結婚記念日というものは決して忘れてはいけないのだ。
場合によっては奥様や彼女の誕生日よりも重要視される場合がある。何故ならうっかり忘れていて当日の夜帰宅した時には、耳にタコができる位「今日は何の日?」と聞かれ続け、即答出来ない場合はとても悲惨な事象が待ち受けているからである。
嫁がさめざめと泣きながら「どうして…」と責めるように呟くのも悲惨だが、胸ぐらを掴まれて「てめえ調子に乗んなよ」と痛めつけられるのも厳しい状態である。でも一番凄惨を極めるのが、その後数日間無言の行に入られてしまう事だと思う。禅堂でもないのに。
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とはいえ街を歩いている既婚者を片っ端から捕まえて「結婚記念日を覚えていますか」という質問をした時、「ああ、そういえば」程度に思い出す人間が殆どであろうと思う。
何ヶ月も前から準備を始めて、フレンチレストランの予約をしたり旅行に行ったり花束を買ったりというのは居るには居る。だが少数派だと私は判断する。
一般の漢(おとこ)達というは普段すっかり忘れていて、何日か前に奥様からのそれとない前振りで思い出すというパターンが殆どじゃないだろうか。
何でって、誰あろう私がそうだからこんな事を言っている。
他でもない上記幾つかの忘れていた時の例は、一つを除き全て私が体験した事なのだから。

人間というものは幾つかの失敗を経て学習していく動物である。
携帯電話の記念日設定を使うというテクニックを使うようになり、数週間前から来るべき日への心の準備をする様になった。具体的に何をするではないが、今年はどんな前振りをするのだろうとじっくり観察するのを楽しんでいる。

今年はスーパーのチラシをチェックして「肉でも買ってくるかなあ」と大きな独り言を言った。奥様の常として私が忘れていたという事を以て、精神的優位に立とうという意図を持っているのだろう。だが私もみすみすそんな事を許す程甘くはない。
しれっと聞かない振りをして色々と胸算用を弾いているのだ。
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その当日何も覚えていないフリをして、奥様とお買い物に出かけ何時ものように酒屋へ向かう。奥様は毎度おなじみのウィスキーを買うのだろうとタカをくくっているようだ。普段通り車の中で待っていると言うから、私だけ店に入って何時ものスパークリングワインを探す。

ない。何度見てもない。売り切れか、扱うのを止めたのか。
仕方がないから店主おすすめのものを手にする。なになに、甘みがあって女性にオススメですと。まあこれにするかと振り返ったら、背後に奥様が立っていた。なにやら普段と違うものを感じてついてきたようだ。
見た目はオッサンだが女の勘というのは侮れない。

結局色々とバレてしまったけれども、奥様は私が忘れていなかった事になにやら満足げである。それから家に帰って奥様ご購入の安売りステーキ肉を料理した。
ちなみに肉には私が焼いて、付け合わせと盛りつけは奥様担当である。人生何度目かは覚えていないが、ケーキ入刀より20数年を経過した『慣れ』みたいなものが漂っているような。

今年は夫婦2人きりになって初めての記念日だったけど、取り立てて新鮮だという事もなかった。少し物足りない感じもする。
「今度京都に行って、子供達とご馳走を食べに行こうか」と奥様が言ったが、奇しくも私も同じ事を考えていた。何時までも子供達は家族の中心に居るもののようだ。

こうやって二人だけで家に居るのが、少し懐かしいか感じもするのだけれど。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
夫婦は子育てが終わると
二人になるものなんですね。納得。

逆に、万が一、子供がすべてで
二人が冷え切っていたら
これが危ないというわけだ。

仲睦まじく、何よりです。うふふ。
根岸冬生
URL
2014/07/06 09:18
こんにちは! 結婚記念日は大切ですね。世の中には二人の「記念日」が非常にたくさん存在する文化もあるようですし、日本男児としてもゆめゆめおろそかにしてはなりませぬ。
サーロインかロース肉のステーキ、付け合わせもたっぷりでおいしそうですね。乙山はすぐに切り分けてしまいますが、本当は写真のように自分でその都度切って口に運ぶ方がいいですね。スパークリング・ワインはロゼでしょうか。女性が一緒なら、辛口の白よりいい選択だと思いました。
只野乙山
URL
2014/07/06 09:34
私はね、結婚記念日を忘れることはないんですよ。もし忘れでもしたら親不孝になってしまうんです。
なんでかっていうと、その日は私の死んだ母親の誕生日なんです。どうしたって忘れるわけにはいかない。
おまけに平成元年2月12日・・・1212なんですよ。

そしてこの日を選んだのは私の妻・・・それは、恐るべき陰謀でした。
三友亭主人
URL
2014/07/06 11:41
根岸さん コメント有難うございます。

最近は大家族なんて希少となってしまいました。
そしてどんな大家族も最終的には2人になってしまうのが、最近の流れのようです。

2人切りになったら結構喧嘩も多いんですけどね。
ということで今夫婦で京都におります。当然子供のところです。
Nori
2014/07/06 21:17
乙山先生 コメント有難うございます。

去年まで結婚記念日は大した事をしていなかったのです。
2人切りになったことからおおげさになったと。正直にいうと間が持たないという事もあるのです。
因みにこの時のメニューは奥様のリクエストでした。

今から2人切りで帰宅するのですが、道中どうなるかハラハラドキドキだったりします。
Nori
2014/07/06 21:27
三友亭主人さん コメント有難うございます。

男というものは案外そんな事を覚えていないものですから、奥様の深謀遠慮はすごいことではないでしょうか。
私も携帯電話がなければ忘却の彼方でしたから。

ということで、これから帰り道は奥様とデート気分で…ということなんですが、無事に波風なくというのは難しいかもしれません。
Nori
2014/07/06 21:36

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