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zoom RSS 虚心に虚心に ロバートブラウン スペシャルブレンド

<<   作成日時 : 2014/09/18 22:00   >>

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私が初めて飲んだウィスキーは何だろう。
ふとそんな事を思い出してみた。初めて自分で買ったのは『フロム・ザ・バレル』だった事は記事にした。だが初めて飲んだウィスキーというと、初めて自発的に飲んだものという事になろう。大人の飲んでいるのを横から盗み飲みしたと言うのではなく。

酒に興味が出始めたのは10代後半になってからであるが、当然自分で購入することなど出来ないから家にあったものを拝借するのは理の当然というものであろう。まあ自宅近くの自販機には当時珍しかった『バドワイザー』があって、友人が私をダシに使って自販機で購入しつつ遊びに来たことは間々あったけど。
しかも私にはサントリービールのお土産だったが。
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当時兄は東京の大学に行っており、部屋に残して行ったウィスキーを拝借するのもこれ又理の当然というものであろう。そしてその時の酒というのがロバートブラウンだったのだ。当たり前のことだが当時酒の味などは判る訳もなく、大人の真似をして粋がってペロペロなめていたに過ぎないけれど。
だからこのボトルには少し懐かしさを感じるのだ。

日本で大きなビールのシェアを誇っているキリンが初めてウィスキーを作ったのは、シーグラム社とシーバス社と合同でキリン・シーグラム社を立ち上げて1973(昭和48)年に御殿場蒸留所を作ってからである。もともとはスコットランド産の原酒をアメリカに運び、ブレンドをした後で日本に輸入したものであった。
だから私が盗み飲みしていたのは本物のスコッチだったのである。何と勿体ない。
そして御殿場の原酒が使えるようになって国産化したという事らしい。

色は綺麗な琥珀色。香りは洋梨みたいなエステル香。アルコールが鼻をさすことはない。派手目な良い香り。飲み口は甘さと伴にキリンの個性である樽由来の芳香が広がる。味の厚みを感じられる良い酒である。そして味の厚みの底からスパイスが立ち上がる。余り角は感じないが揮発性の高さは感じる。非常にスムーズな口当たり。
後口は非常にアッサリ。余計な香りはなく微弱な甘い香りが残る。

何時ものように若干加水して様子を見る。さっきのエステル香が変化してカスタード風味に。若干のリンゴの香り。そして煙の香りもほんの少し。マッタリした甘みが少し酸味を帯びて変化する。底の方からスパイスがやってきて渋みを連れたビターが後を追う。強めの木質性の風味はやはりキリンの個性。悪くない酒である。
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試しにロックにしてみたら最初のウチは良い感じなのだけれど、一定の時間を過ぎると香りも味もすぐに希薄になる。風味のピークは非常に狭い感じがする。味はすごく濃いのにとても不思議。飲み方としたらストレートかトワイスアップ程度の加水が良いかも。私の好みだけど。
ただ丁度炭酸水を切らしていて、ウィスキーソーダに出来なかったのは断腸の思いである。

今回飲んだのはスペシャルブレンドだが、そうでないロバートブラウンも存在する。しかし酒屋で売っているところを見たことがない。都市伝説かいな。
実際に飲んだ人の感想を聞くとこの酒との違いを感得出来ない様である。

以前も記事にしたけど『エンブレム』を終売にしたのは残念の極みである。この酒とは明確に個性の違う酒だったから余計そう思うのだ。ついでに言わせて貰うと、軽井沢の蒸留所を閉めたのも納得いかない。

が、それは兎も角この値段で買える酒という事で虚心に飲めばとても良い酒だった。
余計なことを考えない方が旨いに決まってるし。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ロバートブラウンとはまた懐かしい名前ですね。
親父が良く飲んでいました。
まだ私がアルコールを口にできない年齢の頃かなと記憶するのですが(ちょいと自信がない)、変にそのボトルがカッコイイなと思ったものでした。
そんな意味で私にとっては懐かしいお酒です。
三友亭主人
URL
2014/09/19 06:14
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

私もこのボトルには懐かしいものを感じておりまして、ウィスキー好きになってから国産ものだと知った次第です。
以前は輸入物の酒だという感覚があったのは正解だったようです。

これのCMはなかなかお洒落なものでしたので、庶民派の酒では無いのだなと言う感覚もありました。今ではスーパーに普通に置いてある千円ちょっとの酒になりましたけどね。

値段の割にはなかなか良い酒だと思いました。
私はもっと煙臭い酒の方が好みではあるんですけど。
Nori
2014/09/19 12:57
こんにちは! ロバート・ブラウンですね。ハープ・アルバートのトランペットが鳴り響くテレビ宣伝が格好良かったのが印象に残っています。初めて飲んだのはキリン系列店でアルバイトしたときでしょうか。その頃は、キリン・シーグラム社でしたね。
たしかオールドなどより少し安い設定になっていたはずですが、わりと良いウィスキーだったように思います。今は、ラベルが変わったように、少しブレンドも変わったんじゃないかと思います。大きな変化、ではないのですが、やはり昔のほうがガッツがあるというか、ウィスキーらしさがありましたね。
只野乙山
URL
2014/09/22 11:36
乙山先生 コメント有り難うございます。

私も久しぶりにこの酒を飲みまして、昔はもう少し煙の臭いが強かったように思います。まあモノの味が判らない若造の頃の記憶なので定かではありませんが。

今飲むと華やかな香りと樽由来の芳香のするキリンの個性が際立った酒でしたね。
値段を考えればとても良い酒だと思えました。

何と言っても角ハイで有名になったあの酒と、値段は全く同じなのですから。
Nori
2014/09/22 14:06

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