この辺りの者でござる…

アクセスカウンタ

zoom RSS 久々の奈良へ

<<   作成日時 : 2014/11/18 07:00   >>

面白い ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

この間から長島と京都に行ってきたことは、パソコン画面が焼き付きを起こすほど書いた。
私自身も休日にもう遠出をする事はないとデレッとしていたのだが、人生というのは突発事が出来しがちなものである。
この間京都へ行った時に子供かぽつりと「正倉院展に行きたいなあ」と奥様に言っているのをそれとなく聞いていた。2週間後に本当に行く事になるとは…。

何でも大学の授業の中で『正倉院文書』をやっているようで、活字化したものとコピーしか見ていなかったので是非実物を見たかったのだという。
そう言われると一も二もなく「良いよ」と言ってしまうのが、子供に弱い駄目な親父の面目躍如たるものであろう。
画像

奈良に行くのは実に久しぶりで、以前『ならまち』地区に現存する町家の保存管理活用計画の研究発表があった時以来である。実はその時にちょうど唐招提寺金堂の修復工事もやっていたので、解体修理中のほぼ軸組だけになっている状態を見る事が出来たのだった。
振り返ってみると結構な昔の話になっておりますが。

周知の話ではあるが基本的に日本は公地公民であって、三世一身法や墾田永年私財法が出来るまでは土地の私有は認められていなかった。それから『荘園』というものが出来て、公の土地以外は殆ど有力な寺院や貴族の土地となっていった。
そこから上がる収穫をも私有出来るシステムでもあったから、全国至る所に荘園を持っていた東大寺の正倉は結構な規模であるのは当然であろう。しかしそれのみならず東大寺建立に最も縁の深い聖武天皇や光明皇后の御物も納められ、当時の歴史や文化を知る上での貴重な資料が多く収蔵されているのだ。

という事でウチのお子様が興味を持ったのは、全国各地の荘園の存在やそこからの『アガリ』を記録した正倉院文書である。私の興味は当然『鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)』であって、教科書の写真でしかお目にかかれない品をこの目で見られるというのは欣快至極であったわけだ。
そして時間が有れば普段塀に囲まれて近づけない正倉をこの目で見たかったのもある。
画像

京都を少し早い目の時間に出発したのだけれど、奈良の街中に入ってからひどい渋滞に巻き込まれてしまった。それと近鉄電車の踏切はいつ行っても『開かずの踏切』なのは何とかして貰いたいものですな。
しかも奈良公園に近付くに従って渋滞が酷くなり、ビックリするくらいの人出があった。
これが全て奈良博に行く人ではなかろうか…と考えたら暗い気持ちになったが、まあイザとなったら大仏さんのご尊顔でも拝みに行けば良いのだと気持ちを切り替える。

春日大社の駐車場に車を停め、イザ奈良国立博物館へ。
そうそう道中に余計なものを踏まないように気を付けるもの奈良のデフォルトであった。

現場に着いてみるとそれほどの行列も無かったとは言え、中は途轍もない人の山だった。
まあでも東博の故宮博物院特別展に比べればまだ可愛いものであったが。何せ白菜を見るだけで2時間待ちなんて常軌を逸している。
という訳で結構じっくりと色々な御物を拝見出来たのは、大きな収穫であったと思う。お子様は正倉院文書の数々の一字一句を追うように睨み付けてはいたけれど。

そう言えば彼女はキャンパスメンバーとやらで、格安の値段で入館していたから充分に元は取ったことだろう。
私はいつもの通り学芸員さんの目を気にしながら、奥様に色々な解説をして館内を回っておりました。時折私の廻りには知らないおじさんおばさんたちの塊が出来ていたのも、五月蠅い蘊蓄オヤジの不徳の致すところでしょう。
画像

その後館内茶室を見ながら抹茶で一服をして、色々と土産を買ってから外に出たらもう午後4時を過ぎていた。いうことで残念ながら正倉を見られなかった。唐招提寺の校倉と構造材の比較をしてみたかったのだ。
どこに行ってもこのオヤジはそんな事に興味が湧くのである。

という事で東大寺前の紅葉が結構見事だったから暫しの撮影タイムに。
それからいざ帰ろうとした時に靴の裏に違和感が…。

その時に奥様から「近寄らんといて」とか「そのまま車に乗らんといて」とか白眼視されたことは言うまでもない。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
面白い

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>鳥毛立女屏風

やっぱり今回の目玉はこれですよね。
教科書ではこのうちの一枚しか見られないけど、ここでは全部見られますしね。
それにしても、春日大社の駐車場までいけましたか・・・
この前私が行ったときにはJR奈良駅から県庁前までさえ1時間近くかかったのですが・・・
ひとつお教えしましょうか・・・歩くのさえいとわなければ(奈良は下ったら20分ぐらい?)、JR奈良駅横の日航ホテル下の市営駐車場はかなり市内が混雑しているときでも空いて居ますし、おまけに市営ですから料金はぼったくりはしないし・・・
それにしても最後の最後に「運?」が付きましたね・・・おめでとうございます・・・・でもないか・・・
三友亭主人
URL
2014/11/18 20:42
あっ、やっちまいましたかぁ?
貴殿のお子様を思うお気持ちと比べれば
安い厄除けですよぉ〜、
先日泥酔で新品のスニーカーを
お釈迦にしたわたくしは一晩で
救急車とパトカーにご乗車と相成りましたが、
決してお縄にはなっておりません、
念の為、 合唱ぅ。
四の字硬目
2014/11/19 00:32
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

奈良の周辺部の渋滞というのは慢性的なものだと諦めておりまして、今回平城山のあたりは無事通過出来たので安心をしていたのですが、一条高辺りから渋滞が始まりまして、JR奈良駅まで行くのに結構な時間が掛かってしまいました。

その時一瞬ここで車を停めて歩けば…と考えたのですが、なるべく近場に停めたいという怠け心に勝てなかったのです。
渋滞にはまる時間があるのなら、行きがけに『ならまち』の風情を楽しみつつ猿沢池辺りまで行けたのではないかと後悔しました。

春日大社の駐車場が良かったのは一角にぽつんと水道と水盤があることでして、帰りがけに靴の裏を良く洗えたのが何よりだったと。
あの水道は多分そんな用途でつけてあるのではないかと、ちょっと邪推をしてしまいましたけどね。
Nori
2014/11/19 08:52
四の字硬目さん コメント有り難うございます。

実は博物館に行く前に奥様と子供が鹿と戯れているのを見て、ついつい『鹿せんべい』を買ってしまったのです。
そしたら大勢の鹿からストーキングされたばかりでなく、ジャケットやらシャツやら噛まれて唾液まみれの大惨事に…。
挙げ句の果てに帰りがけ余計なものを踏んだと。

しかし泥酔の果てに救急車とパトカーとは穏やかではありませんね。
何があったかはある程度察しがつきますが、昨今物騒ですからどうぞ呉々も御自愛を。
とか言っている私も先日意識を失いかけたのでした。

歳をとると無理は出来ません。
Nori
2014/11/19 09:05

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
久々の奈良へ この辺りの者でござる…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる