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zoom RSS ドラマの功罪とか ニッカ・アップルワイン

<<   作成日時 : 2015/07/13 23:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 8

ブログ更新のスパンが長くなっている。
最盛期には中3日で更新していた時もあったが、今は中々そんなに頻繁には難しい。
まあそれほど劇的な毎日を送っている訳でもなく、平々凡々の毎日を過ごしているからなのだけれど。という訳で週刊にしようと何とか月曜更新を心がけている。
ただ今回は「月曜日のウチに更新すればいいや」と自分を甘やかしている訳です。

元々はしばらくブログを休んでいたせいで、時季を逃してしまった話題が沢山有るからそれを埋めていけば良いのだけれど、余りに時季が外れすぎていて躊躇するものも多いのだ。
そんな訳でもうとっくに終わってしまったドラマ絡みの話をば。
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ニッカ創業の地というと言わずと知れた余市である。
NHKのドラマでは色々な脚色が成されていたけれど、余市に蒸留所が作られた事と最初にリンゴジュースを生産していたことは周知のことだろう。何と言っても余市というのは日本で初めてリンゴ栽培を成功させた場所でもある。
そして私の琴線に触れたのが余市とリンゴの関係である。

これも有名な話なのだけれど、余市というのは会津藩士達が開拓した土地である。
戊辰戦争で敗れた会津藩は、薩長から報復と言って良い転封を打診される。そして下北半島の斗南藩に移るのだが、寒さと飢餓で多くの藩士が亡くなっている。これもNHKの大河ドラマになりましたな。
まあ私は柴五郎という武人に興味があったから知っていたんですけどね。

その後余市に移住してリンゴ栽培を成功させて品種名をつける時に、藩主松平容保公が孝明天皇から下賜された 「緋の御衣」に思いを致し『緋衣』と名付けたのだ。
ここには薩長によって無理矢理朝敵とされてしまった事に対する抵抗が見て取れる。そして何故だか私はこういう話にめっぽう弱いのだ。

現在は弘前工場で生産されているとは言うが、リンゴで作った蒸留酒を飲んでみたくなったのは自然の流れである。呉々も言っておくがこの酒を入手したのはドラマが始まる前のことであり、決してドラマに流されて買った訳ではないのだ。
最近のウィスキーの原酒不足も、ドラマに流されて買った奴らが大勢居たせいでもある。
私は近所に売っていなかったからワザワザ遠いところのスーパーで買ったのに、ドラマ終了後には近所のスーパーでも売るようになったのは慶賀だけれど。

アップルワインと言っても、まんまリンゴで作ったワインという訳でもない。それを蒸留した原酒と合わせて樽貯蔵したものを使っているという。なので分類上はリキュールとか甘味酒に区分される。
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色は寝かしたウィスキーのような琥珀色。そういえば昔のリンゴジュースもこんな感じだっけ。香りは熟したリンゴの甘い匂い。リンゴ由来と言うことがよく判る。
飲み口は甘い。ただひたすらに甘い。でもその中にはっきりリンゴの味。そしてかじった時の渋味も感じる。
いつもは若干の加水だが、今回は大量の加水。私には濃ゆいんだもの。

そうかと言うことでロックにしてみたりハイボールにしてみたり。
これって結構カクテルベースにイケるんじゃないのと思う。私にはレシピを組み立てる才能は無いけれども。

この酒が発売された1938(昭和18)年のものと現在のものが全く同じかは定かでないが、当時ワイン含有率数%という人造ワインが大手を振って居た時代に、これだけ真っ正直に「リンゴから作った酒だぜ」というものを出していたというのに敬服する。
品質というものにこだわりがあることを窺い知れる。

という事でホントはウィスキーの記事を書きたいのだけれど、禁酒から復活したばかりでウィスキーの味を忘れてしまっているのだ。

というのを大義名分に更なるウィスキーを飲もうと画策している昨今である。



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
私のような東北人にとって、やはり会津は・・・どうしても贔屓したくなりますよね。なんてたって、小学校の修学旅行は会津だったし、その時に白虎隊やらなんやらをしこたま刷り込まれたもので・・・その反動で長州嫌い。今の大河ドラマは全く見ておりません。今の政局なんぞもう心苦しいばかりで・・・

ところで、このアップルワイン・・・子供の頃よく飲んだ覚えがあります。子供の頃というのはかなり問題を含んだ表記ではありますが、この藻の頃だったから仕方がない(もう時効でしょう)。あの甘い飲み口が良かったんですよね。あんまり甘いものが周囲にはなかったし・・・
三友亭主人
URL
2015/07/13 23:05
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

実は私も大きな声で言えませんが、子供の頃に実家の食卓に置いてあったこの酒を舐めていた(決して飲用はしなかったと)経験があります。
当時は細かな味など判るはずもなく、ただ舐めた後にカーッとくるアルコールの感じが無ければいいのに…と思っておりました。
まあ子供は日本酒なんかも甘いから舐めてみたくなるようですし、その程度だったらあまり目くじらを立てることも無いんじゃないですかね。

それと私もどちらかと言えば幕府方の肩を持つ傾向にあります。一番好きな歴史上の人物を挙げろとといわれると決まって『榎本武揚』と答えますから。
そして庄内藩の活躍をみると何かスッとしてものを感じたりします。

ただ向こう側にも魅力的な人物が居たりするので、「ポリシーがないのか?」と言われたらそうなのかも…。

Nori
2015/07/14 00:44
はじめまして。

柴五郎!「ある明治人の記録」ですね。
しかし、余市を開拓したのが会津藩士だったとは。
何だか、今飲んでいるブラックニッカも妙に有難く感じてきました。

私もポリシーの無い「どちらかといえば佐幕派」ですが、困ったことに「薩」「土」「肥」にも魅力的な人物は多いんですよね。
ただ、長州閥が百年も続いているというのは何だか……
たんころりん
2015/07/19 01:46
たんころりんさん はじめまして。
コメント有り難うございます。

私が柴五郎という武人を初めて知ったのは、以前記事に書いた『自称プロカメラマン』から『守城の人』という小説を貰って読んでからでした。
彼は土佐の人なんですが、「龍馬さんだけが偉人じゃないよ」とよく言っていました。

長州については内外共に大きく波のあった場所で、維新になるまでに第一級の人物は皆死んでしまっています。残された第二級以下の人達が寄って集って閥を作ったと考えると…。

まあそんな事を考えつつ、この酒やニッカのウィスキーを飲むのも楽しいかなと。

ただ最近のNHKのドラマは故意に歪曲させるのが常の様で、見ていてイラっと来る事も多いのです…。
Nori
2015/07/19 16:55
はじめまして。ブログに書き込むのは初めてなので至らないところが多々あると思いますが、失礼します。

甘いお酒が好きなので、結構グイグイ飲んでました。
私は会津人?なのですが、恥ずかしながらドラマを見るまでこのウイスキーと会津の関係をちっとも知りませんでした。

というのも、お酒の歴史なんておおざっぱに知っておけばいいだろ
美味しく飲めればいい
という考えがあったからだと思うのです。

ですが、ドラマのお陰で自分が飲んでいるお酒と地元のかかわりを知ることができてより一層楽しく飲めるようになりました。

けして批判とかNHKの肩を持つというわけではありませんが、ドラマにもいいところあるということをお伝えようと…

まぁ、会津藩ばかり非難されるのは業腹ですが。
猫かっぱ
2015/07/20 23:32
猫かっぱさん はじめまして。
コメント有り難うございます。

おお、会津の方なのですね。
仰有るように酒についての歴史なんて、有っても無くても旨い酒は旨いですから問題は無いんですけどね。
ただ知っていればそれなりに楽しみが増えるという事なんだと思います。

ドラマについては私も功罪両方の面があると思いますよ。
特定の人間しか判らなかった事や、一方の立場からしか語られてこなかった事実の反対側を教えてくれたりもしますから。
但し振り子の針というのは得てして大きく振れすぎるきらいがありまして、色々な反動を引き起こす部分も多いかなと。

薩長側の人物を魅力的に書いた小説などが多いですから、そっちのファンになる人も多いのだろうと思いますが、どうしてどうして幕府側の方にも魅力的な人物は多いんですよね。

私が柴五郎という人物が好きなのは、最後の最後まで会津武士だったからなのだと思います。
Nori
2015/07/21 01:16
私、実は戸籍上は長州藩なのですが、会津藩に共感しています。勝てば官軍の薩長同盟、明治政府は、客観的に評価すると仁義に劣ります。”花燃ゆ”より”八重の桜”の方が美しいと思っています。
 そして、ウィスキーは、樽で熟成する姿が人生そのものであると感じています。若いウィスキーの荒々しさと勢い、そして年月を経た円熟と芳醇は、まさに人間の人生の歩みと重なります。そんなウィスキーを味わえることに感謝しています。
ケン
2015/07/22 20:26
ケンさん コメント有り難うございます。

確かに荒々しいニューポットが樽の中で熟成され洗練されていく様子は、人生にも似た姿であると思います。
残念ながら最近は原酒不足から色々なボトルが姿を消している状態ですが、これも後数年ゆっくりと待てば再び旨い酒が飲める様になるでしょう。
CMにもありました「グラスの中に人生がある」という言葉も、なかなか良い響ですよね。

そして昔から日本人は「判官贔屓」という言葉がある様に、滅び行く者たちに優しい眼差しを向けるという美徳があります。私の幕府方贔屓もそんなものから発しているのだと思います。

そんな色々な背景を想いつつ杯を傾けるというのも、大人の飲み方で良いんじゃないでしょうか。
ほんの少し味わい深くなるのは、気のせいではないと想います。
Nori
2015/07/23 08:26

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