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zoom RSS 心も頂戴しました 本格焼酎 愛子

<<   作成日時 : 2016/02/10 07:00   >>

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私が常飲している酒は、云わずと知れたウィスキーである。
かといって頑なにそれしか飲まないという戒律がある訳でもなく、排他的原理主義者という訳でもない。一番旨いと思っている酒を飲みたいという、人に改めて言うのも恥ずかしいプリミティブな動機で飲んでいるだけである。
だから旨くないウィスキーに当たると、岩に閉じ込められた山椒魚の様に悲憤慷慨する訳で。
それが「何故に焼酎か?」という事については、長くて心を締め付ける様な説明を要する。
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そもそもこの『愛子』という酒は、世界自然遺産に登録されている屋久島の三岳酒造が造った酒で、販売元のプライベートブランドの酒なのである。『愛子』というのは屋久島にある稜線の美しい『愛子岳』に由来する。
敬宮愛子内親王殿下がご誕生の頃に広く世間に知られる様になり、今でも注文が殺到している様で、月に一度HP上の申込フォームで1人2本のみ注文出来る。そして納品されるのが1年後というから、中々手に入らない珍しい酒なのである。

「それを何故お前が持っている?」というご不審に答ふ。
これは或る方からウチのお嬢様を通して頂いたものなのである。そしてここからは聞くも涙、語るも涙の切ない話になる事必至にて、お読みの方はハンカチを用意されん事を乞う。

今は昔、夏休みの頃の話である。上のお嬢様が職場の夏休みを利用して、以前の記事にも登場した大学の頃より交際中の男子の実家に行った。
お嬢様から「行っても良い?」と相談された親父の心境は実に複雑である。かつてジャック・ニクラウスが「ゴルフというのは冷静にプレイしている様に見えるが、内部では暴力的に格闘しているスポーツである」と名言を残したように、私も同様に内部で殴る蹴るちゃぶ台は返す、巨神兵の様に7日で世界を焼き尽くす等の暴力的葛藤が有ったのは言うまでもない。

であるが、地べたに寝転がって手足をバタバタさせても大人げないに違いなく、余裕の貫禄ぶりで「気をつけて行ってこい。先方に失礼がない様に」と了解したのだった。
一方の奥様は「良いけど…」と一言言ってから、事ある毎に色々な条件を持ち出して懇々と説諭を繰り返した。奥様の本心を代弁すると「もっと小栗旬とか向井理とか佐藤健とか斉藤工とかみたいなのは居らんかったんかい」というところであろう。
しかし当の自分が選んだのは小栗旬でも斉藤工でもなかった訳だから、あまり大きな事を言えた義理ではないのだけれど。

ともあれお嬢様は鹿児島の彼の実家で歓待を受け、色々と観光もさせて貰った上に、この親父にまで土産をもらって帰って来たのだった。
今以て先方に失礼な言動が無かったか気になるところではあるけれど。
そしてこの親父はこの酒を有り難く頂戴している。
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世間で流通しているプレミアム焼酎はさらっとした風味であり、余り焼酎を感じないものが多いのだが、これはちゃんと芋焼酎の味がする。とは言っても一時期の焼酎にあった、上あごと鼻を鷲掴みにされる様な感覚はない。もっと柔らかい芋の風味。スパイスはあまり強く感じない。滑らかな感じがする。
湯割にすると焼酎の香りが立って良い感じである。

お嬢様達の関係は今後どうなるのかは判らない。
ただ親父としては大きな波乱もなく、順調に推移していってくれたらそれでいい。

まあ余り内心の暴力的葛藤を喚起する様な事だけは勘弁して欲しいが。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お嬢様が交際中の男子の実家に行った、という件だけでウルッときますね..
酒類はどれも、ソレにまつわるエピソードで酒のウマさが増しますが、このエピソードも極上ですね。僕なら一生、この愛子という焼酎が忘れられなくなりそうです。

どうか、お嬢様と彼氏を火の七日間で焼き払われる事のないよう、お願いいたします^^;
みりとも
2016/02/11 13:36
みりともさん コメント有り難うございます。

子供というのは親が思っているより早く成長するもので、私がもうこんな体験をするという予想もして居らず覚悟も無い状態でした。
それでいて訳なく反対することも出来ないと。

まあこれからどうなるかは当事者同士の問題ですので、親父は酒でも飲みながら見守ろうかなと思ってます。
奥様は色々と口を出したくてたまらないようですけどね。

といった事でこの酒を時折『湯割り』で頂戴しております。
Nori
2016/02/12 01:05

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