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zoom RSS そこはかとなく良い 100パイパーズ

<<   作成日時 : 2016/06/24 21:00   >>

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今回もまた更新が遅れた。
とは言ってもこれは無駄に長考に入っていた訳ではなく、毎年この時期にやってくる『監査』というものに付随する多忙に起因する。まあ想定の範囲というか年中行事みたいなものである。

という訳で1年もの間如何に口をポカンと開けて、ボーッと空に流れる白い雲を見て一日を過ごしてきたかを痛感する時期でもある。しかしそれを痛感したところで問題が解決する訳でもなく、「絶対に間に合わんだろう」という状況を何とかするのが腕の見せ所というか、私の才能がフルに発揮される恰好の見せ場となる。
人は私を名付けて『土俵際の魔術師』と呼ぶ。
そして『出来るんなら前以てやっとけよ』と。
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そしてそんな状況が一段落してゆっくりと酒を飲みつつ、文章をひねり出す余裕が生まれパソコンに向かっているという訳である。まあもう一つ付け加えるならば、ブログの更新については徳俵で踏ん張りきれず、大きく土俵を割り続けている事をお詫び申し上げます。

さてこの『100パイパーズ』は世間で言う1000円スコッチより若干高い値段設定で、フェイマスグラウスなどとほぼ同じ価格となっている。シーグラム社のラインナップでは普及版というところだろう。
名前のパイプとはバグパイプの事で、『となりのトトロ』の主題歌のイントロに使われているのを御存知の方は多いだろう。100というのは100人のバグパイプ奏者を意味する。

スコットランドの伝承の「良いスコッチを飲むと1人のバグパイパー、スムースなら2人、芳酵なら5〜6人、真のスコッチなら100人のバグパイパーの音色を聞くことが出来る」という話に由来する。またもう一つの話があって、スコットランド独立戦争時の勇猛な100人の軍楽隊に由来しているらしい。
日本で合戦と言えば鏑矢とか太鼓とかドラというのが通り相場だが、スコットランドではバグパイプとドラムの軍楽隊が最前線で指揮を鼓舞したという。
まあこの辺の話は英国紅衛兵のアイリッシュガーズとか、『バリー・リンドン』なんかの映画を参照してもらうと良いかも知れない。

色は薄い褐色。最初の香りは揮発性の高さを感じるが、甘さを中心とした花の香り。若干の木質様。飲み口は最初に柔らかい甘みを感じる。甘さが高まり始めると素早くスパイスも立ち上がる。挙動は結構早い。甘さの山は余り高くなく、スパイスを感じつつ昇る感じである。ただスパイスは余りビリビリする感じではなく、謂わばショウガ風味。
甘さの中に樽の香りとほんの少しの燻煙香。焙煎した麦。若干のキャラメル感。常にあるスパイスは強くない代わりに長く尾を引く。
スパイスが消えると初めてビターを感じる。この時に初めて若い酒がチラリと顔を出す。そしてビターが引ききった後に甘い樽香が残る。仄かなバニラと木の実。
挙動が早いわりには余韻を感じるまでの時間は長い。
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いつもの様に1滴・2滴と加水してみる。加水によってスパイスが短くなる事はないが、幾分風味を感じやすくなる。加水によって樽香は少し立ってくる。甘みの要素に渋みと酸味を伴ったリンゴ様のものを感じる。ただ後の余韻は希薄になってしまうので要注意。
ストレートかロックか若干の加水で飲むのが良いかもしれない。
まあ最近流行りのウィスキーソーダにして食中酒に使うのも良いかも。

私の耳元で100人のバグパイパーが演奏したか否かは定かではないが、いつも飲む1000円スコッチの中では上質を感じられる良い酒である。
というか「結構イイじゃん、これ」と思っている。

余談だがこの酒を飲みながら、私の住む地元の甘ったるい旨くない日本酒を飲んだ時には、私と同レベルの下手の横好きが吹く龍笛の音色が聞こえるかもしれないと想像した。

私レベルの人間が100人も集まって…と考えて気分が悪くなったのは言うまでもない。






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