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<<   作成日時 : 2016/11/13 08:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 11 / トラックバック 0 / コメント 4

好むと好まざるとに関わらず襲来した緊急事態は何とか収束した。
面白いもので私の仕事へのモチベーションの程度に関係なく、ドンドン仕事が増えてくるとそれなりに身体が反応するもののようである。
そして知らない内に経験値が上がっていて、図太い人間になっているのは幸か不幸か。
少年の頃に汚れもないまま星を眺めていたのはウソのようである。

怖い役所とのタイトロープを渡るような交渉が終わって、職場のデスクでのコーヒーを味わうほど弛緩していた時に、近所の酒屋の店主から帰りに店に寄れと連絡があった。
曰わく「Noriさんの好みそうな酒が入ったよ」と。
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この酒がネットで発売をアナウンスされてから各所で話題だったようだが、私は役所との仕事に忙殺されていたせいで意識の中に入っていなかったのだ。ニッカからのメールも読み飛ばしていたようで。
世間にいる情報を収集しないジジイ共と同じ状態だったわけである。
やはりブログも定期的に更新しないといけませんな。

この酒はブラックニッカが1956年(昭和31年)に誕生して六〇周年を記念して造られたもので、当時の余市で蒸留された原酒や西宮にあった連続蒸留器で造られたグレーン原酒などを使ってブレンドされているという。
しかしそんな事は情報弱者だったオッサンは知るよしもなく、酒屋で手にした綺麗なボトルを飲みたいばかりで栓を開けたのであった。

開栓して先ず感じたのはチョコや果実系の華やかな香り。ピートや煙が際立っているわけではない。グラスから口に入れる瞬間にピートと煙を感じる。
飲み口は果実系の甘みを感じて、それが口の中でまったりと。それからスパイスとビターがやってくるが、刺激は幾分強めに感じる。このあたりは若い酒が少し顔を出す。
ビターは渋みを伴った木質様も感じられる素性の良いもの。飲み込んだ後もこの余韻が舌に蓄積されていく。間違いなくニッカの個性。

若干の加水をしてみる。すると華やかな部分は落ち着いてピートと煙が感じやすくなる。
そして甘さはゆっくりと山を登る。クッキー様の香味とよく焙煎された麦の香ばしさも感じる。実に良く出来てるな、こりゃ。
甘みの山から広い裾野に下りる時にスパイスがやってくる。刺激は若干強いのは古典的酒の特徴。しかしピリピリするほどでもない。心地よい刺激。そのスパイスが引いていくと木質様の香りと柔らかい甘みが舌に残る。
飲み進めるほどに旨いではないか。

今度は試しにオン・ザ・ロックで。加水した時よりピートの香りが立ってくる。実に良い感じ。氷に注ぐ飲み方は賞味期限が短くて、ゆっくり飲む私としては気忙しくて余り多用しない。だがこの酒はロックにしても楽しい。そして実に旨い酒である。
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流石にソーダで割ったりはしなかったが、色々な飲み方をするとそれぞれに違った顔を見せる良い酒である。
そして私はこの酒を2500円程度で入手したのだけれど、その支払った代価よりも豊かなものを感じられて欣快至極である。それはいつも1000円スコッチを買っているオッサンにとって、情報弱者だった故の値が張ると感じられた価格であったとしても。
今回は何ら後悔を感じる事はなかったのだった。
ちなみに愛というのは後悔しない事らしいのだけれど。

昨今の原酒不足を囁かれる中で、この値段でこの酒を世に出したニッカには感謝と敬意しかない。
有り難うございます。

という訳で飲んだ後から色々な情報を得て「なるほどなぁ」と思いつつ味わっている最中である。

そしてブログの更新をサボったお蔭で、記事に出来ずにいる酒たちが棚の中で唸っている。
貯め込んだ事を奥様から叱責される前に記事にしなければならない。

でないと新しいボトルに手が出なくなってしまうので、意を決してこれらを飲まないといけないのは実につらい事だと感じている昨今である。






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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
なかなか良さそうですね。
こんなのが出ているとはついぞ知りませんでした。

まあ2,500円といえば恥ずかしながら年に一にどの贅沢をするときのウイスキーの価格(私の場合他に清酒にもお金を使わねばなりませんので)・・・

次のチャンスは・・・お正月かな・・・?

でもその時は宮城峡をいきたいしなあ・・・
三友亭主人
URL
2016/11/15 22:38
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

この酒はなかなか良いですよ。
若干値段は高いですが、若さを感じながらも同価格帯の酒より豊かなものを得られます。まあ、でも同じだったらシーバスも選択肢に入ってきますし、フロム・ザ・バレルもありですよねぇ。
ちょっと迷います。

風味付け程度でしょうが、ブラックニッカ発売当初の余市原酒と西宮のグレーンが入っているので、ニッカが好きに方には堪えられない部分であろうと思います。

正月にはもう少し時間がありますが、世の中には『前借り』という制度も存在しておりましてな…。
Nori
2016/11/15 23:15
ご無沙汰でした。久々の更新にホッとしてます。

さて、この記念ボトルですが自分もかけつけ購入してみました。香付けに貴重な原酒を使っているとのことで、昨日届いて早速呑みましたよ♪

自分の感想としては、先ずコルクの香りと杏やプルーンの酸味と甘みそしてチョコレートよりむしろ洋菓子の(例えばマドレーヌのような)フレーバーが感じられ、次いでヨード臭が顔を出した次第。僅かな加水とロックでは、ほどよい苦みとコクはそのままに、厚みのある甘さがサトウキビのそれに変わったような印象を受けました。
その点では、フロム・ザ・バレルよりも複雑な構成を感じます。

深みのある甘いフレーバーとピート、木質系のこなれた風合いが大当たりデス!
と同時に、(アサヒに非ず、あくまでも)ニツカの心意気を感じました。
つっち
2016/11/27 19:36
つっちさん コメント有難うございます。

この酒は複雑な香味のある、良い酒ですよね。
厚みのある味と、樽とピート・煙をしっかり感じられて良い感じです。これは良い原酒を使っているからでしょうが,これ程に鼻と舌と口の中が楽しい酒が、この値段で買えるのは凄い事です。
正にブレンダーの精神ですな。

惜しむらくは既に入手困難となっている事で、記事にある酒屋でも「もう無理だ」と言われてしまいました。

というのも店頭のものは私が買い占めたせいなんですけどね。
Noriは
2016/11/27 23:20

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