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zoom RSS 手練れとの勝負 ハウス・オブ・ピアーズ

<<   作成日時 : 2017/01/10 12:00   >>

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今年も1000円スコッチ探検の旅が恙なく始まった。
そしてそれに加えて今年は、以前の記事に何度も登場しているスーパーマーケットの仕入れ担当者の挑戦を受けて立とうと決めたのであった。
そう、誰も知らない銘柄を仕入れては、棚に並べ続けるという手練れと勝負してみようと。

このスーパーマーケットというのはそれほど酒販に力を入れている訳でもなく、焼酎・日本酒の売り場は広いけれど洋酒部門の棚はそれほど広くはなく、しかも扱っているのは殆どがワインばかりである。その洋酒部門のこぢんまりした棚の多くが某社が扱うウィスキーと、無理をして買収したバーボンで占拠されている。
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そう書けばただのスーパーと変わりないように思うだろうが、1000円スコッチのバリエーションだけは他の店と一線を画す。何と言っても今まで記事にしてきた1000円スコッチは全てその店で購入したものであり、現在も棚に陳列されている状態なのである。
そして何より驚きなのが一時期ネットで『ハディントンハウス』という酒が話題になったが、それより遙か前に店頭に並べていて例の『ウィスキー・バイブル』著者のオッサンの批評文まで書き添えていた。
それを見て私は悟ったのだ。「こやつはデキる」と。

そんな訳で今回は新しくその店の棚に並んでいたハウス・オブ・ピアーズである。
この銘柄は日本でも余りお馴染みではない。何故なら正規輸入されていないからで、並行輸入で細々と販売されているだけなのである。ボトリングしているのは先頃兄弟で会社を割った『ダグラス・レイン社』のうち、ハンター・レイン社がこのブランドを引き受けている。
まあダグラス・レイン社は結構有名であるから、ここでの説明は割愛させて頂く。

その名にあるハウス・オブ・ピアーズとはイギリス議会の『貴族院』を指していて、上流階級の人間にウケるような上質な酒を目指しているらしい。ラベルにもイギリス議会のあるウェストミンスター宮殿が描かれている。
とはいえこの酒は税込みで1000円と十円玉数枚で入手出来ます。
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見た目は浅めの琥珀色。香りは最初に木質性の芳香を感じるが、強めに嗅ぐと結構きつい若い酒の香り。ふんわりと嗅ぐ分には良い感じの香りである。
飲み口は最初モルトの甘みを感じ、それが少し酸味を帯びてくる。小高い甘みの山に登るか否かに早速やってくるスパイス。結構スパイシー。スパイスが口中に広がると同時に若い酒の風味も感じる。
余韻は長く尾を引くスパイスと甘み。ほんのりと極々ほんのりと樽由来のバニラ。

いつものように若干の加水を。甘みにはカスタード様の香りが含まれている事が判る。そして若干の酸味。甘みの山は高くないが結構早めにピークが来る。そして少し尾を引くスパイス。これは加水してしばらく置いておくと落ち着く。荒々しいジャジャ馬をねじ伏せるには時間がかかるのと同じ。しばらく置く事によって結構スムーズに飲めてしまう。
しかし口の中に若い酒を感じてしまうのは値段なりかな。
余韻は甘さとスパイスに渋味も感じられる。
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この酒と同じ輸入元で同じボトラーズである『ザ・ダグラス』は、以前の記事に書いた通りバッタもん感がかなり強かったにも関わらず、それなりに飲めてしまった酒だった。
この酒も値段を考慮しなくても、それなりに飲めてしまう位のクオリティを持った酒である。
それもちょっとビックリ程度の。

という訳で今回もかなりの手練れである仕入れ担当者の慧眼には恐れ入った。
しかしどういう理由でこんな酒を引っ張ってくる気になったのか、ゆっくりとヒザを交えながら聞いてみたいものである。

確実なのは私の1000円スコッチ探求の旅には、心強い味方になってくれそうな事だ。
今年も彼の持っている知識と仕入れの決断に期待してしまうところである。

そして今回これを記事にしましたのでナイショにコメントを頂いた四の字硬目さん、遠慮せずに感想をお聞かせ下さい。
宜敷くお願いします。




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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
四の字硬目でございます。
遅い新年のご挨拶となりましたが、
本年もどうぞ宜しくお願い
申し上げます。
 
ハウスオブピアーズノンエイジですが、
わたくしの住まいの近くのディスカウント
スーパーに昨年11月頃、並びはじめました。
売り場にてスマホで早速検索しても
過去にリリースされた12年モノは
存在してもノンエイジに置いては何処にも
詳細な情報がありませんでしたが、
税込千円未満でお釣が来るので
買ってしまえぇ〜!って事で、
自室にてゆっくりとストレートから
10%加水、ロックなど、染々と味わい
ました。何せ、アルコールのアタックが
この価格では信じられない位薄く、
ハニー、バニラ、優しいウッディ、
穏やかな麦、其々の風味がストレート
でもスイスイと飲めてしまう不思議と
わたくしには相性の良いスコッチなのです。
実の所、既にボトルは6本目に突入しても
まだ、飽きが来ません。
これがまた以外に結構売れてるんてすよぉ。
わたくしに置いては
もしかしてこの、穏やかなカンジが
シーバス12年やカナディアンに通じる
系譜なのかもと、ウィスキーの未来に
夢膨らませる所であります。
この度はハウスオブピアーズに触れて
頂いた貴殿には、わたくしも
誠に嬉しくとても共感させられました。

どうぞ今年もユルリと貴殿の世界観を
ご披露ください。
夢の続きは此れからてすよぉ!

それにしても
1000円スコッチ恐るべしっ!

ては、これにて。





四の字硬目
2017/01/11 10:31
四の字硬目さん あけましておめでとうございます。
コメント有り難うございます。

以前のコメントにも感想を書いておられましたが、私も同感で1000円スコッチの中の当たりを引いたとほくそ笑んで居りました。
私の行くスーパーではこの酒の品質に気付いている人は少ないらしく、ほぼ私が独り占め出来る状態ではないかと思います。

値段は安いなりにウィスキーを飲んでいる感触がある酒なので、お小遣いに困った時には味方になってくれそうな感じですね。
仰有るように1000円スコッチの世界は奥深いモノがありそうです。
そして気にされていた乙山先生も復活の兆しがあるようですし、今年はなかなか面白い年になりそうな予感がしております。

今後もゆるゆるとつまらない記事を上げていく予定ですので、宜しかったら今年もお付き合い下さい。
そして気になった酒がありましたら、お教え頂くと嬉しいです。
Nori
2017/01/11 11:45
ありがとうございます。
たった今、復活予告?の
乙山先生に ご挨拶入れときました。
もう嬉しくてたまりません。
感極まりついに、
ハウスオブピアーズ7本目開封いたしました。
黒糖かりん糖でトゥワイスアップで
やってます。
それにても、このボトル口のキャップは
悩ましいてすねぇ!
テーブルにもお裾分けしまくりてす。
そうなってしまうのは単に
酔ってるだけてはありませんよぉ。
ては、これにて。
四の字硬目
2017/01/11 22:37
四の字硬目さん コメント有り難うございます。

確かにこのキャップは結構困りものですよね。
普通に注ごうと思ったら何も出てこない時があって、最初「何だこりゃあ!」と少しばかりイラッとしたのも事実です。
ドバドバ出てくるのを防止するのと、中身を詰め替えられないようにするためのものなのでしょうが、かなりの割合で不具合が生じているのも確かです。

最近徐々に傾けていったら出てくる事に気付きまして、「慌てずに飲め」と言ってるんだなと解釈しています。
飲み過ぎるのを防止する為のものだと思えば腹も立たないけれど、そんな事で飲まなくなるような根性無しでもなかったりしますね。

どうあっても飲んでしまうのが男の性(さが)というものなのでしょうけど。
Nori
2017/01/12 09:17
 有名ブランドを別にすれば、千円スコッチの中には手に入りにくいものもありますね。あれをもう一度……と思ってお店へ行くと、棚から姿を消していることがあるんですよ。くやしいものです。

 ハウス・オブ・ピアーズというウィスキーは、残念ながらまだ目にしたことがありません。キャップ口の構造がどうあれ(笑)、みかけたら買うことにしましょう。
薄氷堂
URL
2017/01/15 09:43
薄氷堂さん コメント有り難うございます。

確かに1000円スコッチは輸入元が大手ではないものが多くて、一度品切れになると入荷しない場合が多いようです。
まあ一期一会のような状態だから、店頭で見かけたら迷わず手に取るというのが私の日常みたいになってます。

この酒は若さを若干感じるものの、値段よりは上質を感じられる酒です。
ただ輸入元が名古屋の会社なので中京圏以外では入手し難いかも知れません。かといって通販なんかで買うと、1000円という魅力が無くなってしまうのがちょっと残念ですね。
ただ薄氷堂さんの肥えた舌を唸らせるほどの品質があるかどうかは難しいかなと。

このキャップはどんなに傾けてもチョロチョロとしか出ませんので、イラッとされる事請け合いです。
ホントにビックリするくらいにチョロッとだけ出ますから。
Nori
2017/01/16 17:27

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