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zoom RSS 遅ればせながら ヘリオス酒造 暦

<<   作成日時 : 2017/02/02 23:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 12

前回のウィスキーの記事では、今年は近くのスーパーの手練れ仕入れ担当者と向き合う事を決心したと書いたが、私の酒の入手先はそこだけではない。
1000円スコッチ以外は色々な酒屋や量販店を巡って、極薄の財布と相談しながら良さ気なモノを買うのが常である。

だが最近は例のドラマの影響かコンビニで扱うウィスキーの品揃えが豊富になって、私にとって結構好都合だったりする。何故なら出先で奥様が色々なおやつを買い込んでいるカゴの中に、人知れずそっとブツを忍び込ませる事が出来るからである。そして奥様がレジでいざ支払をしようとした時に、私の奸計に気が付くという寸法なのだ。
ただ多用すると店内で私と距離を取り、私を振り切ってお会計を済ますという力技に出る。
そしてこの一連の流れは、以前一度実証実験済みなのである。
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そんな風に奥様の心の隙を突いて入手したのが今回のヘリオス・暦(れき)なのだが、幸いな事に今回は瓶が小さい事を奇貨置くべしとして、一度に2本投入するという大技を使った事を自慢気に付記しておく。

もう周知の事だろうがこの酒は沖縄にあるヘリオス酒造が造っている。元々は泡盛の酒蔵だがビールを始め梅酒やハブ酒、そしてラム酒まで手掛けている。そして先頃蔵の中に眠っていた15年物のウィスキーを販売したところ、限定200本だったことも手伝って高価ながら飛ぶように売れた。話によると以前の『地ウィスキー』ブームの時に貯蔵したものを偶然発見し、それをボトリングして販売したという事だった。

この話には「するってぇと何かい?」と突っ込みを入れたい事もあるのだが、それはさて置いてこの酒は前記の15年物を20%使用したノンエイジである。
販売はローソン限定で、酒販店やスーパーでは入手出来ない。
最初見たときは沖縄産のウィスキーという先入観から、若干ゲテモノ臭を感じてスルーしたのだが、評判を聞いて飲んでみようと思ったのだ。

最初の香りは甘い香りと木質性の芳香。飲み口は煙を伴う柔らかな甘さ。甘さの山はなだらか。ゆっくりと口の中に広がると山の頂上からの降り際に強めのスパイス。熱さを感じる。その上から樽由来の渋味とビターがやってくる。後口には結構華やかな木質性の芳香。バニラ。そしてカスタード。
開栓して直後は若い酒の風味も感じられたのだけれど、しばらく置くとそれも落ち着いて厚みも感じられるようになっていた。
これは棚にボトルを沢山並べているお蔭である。決して伊達に並べている訳ではないのだ。
と奥様に言いたい。

それはさて置き、いつものように若干の加水を。
口中に広がる香味は少しばかり薄くなるが、新しい酒の風味も消える。そしてスパイスも柔らかな胡椒風味。少量のブラックペッパー。飲み込んだ後にふわっとくるバニラと煙はそのまま。実に旨い酒である。ただ全体的にボディが薄くなるので、余り加水するよりもストレートか、ほんのちょっぴりの加水が好ましい。
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この酒の評判は悪くないようで、最近はローソンの店頭から姿を消している場合が多い。
しかし人の出入りがそこそこの店ではまだ並べていて、なんとか入手は出来る様である。というのも田舎の店舗で置いてない状態の時に、京都市内の店舗でスルッと入手したのだ。
で、遅ればせながら記事にしてみました。

180mlで800円弱なので720ml換算すると結構幸せな価格になってしまうけれど、試しに飲んでみるには丁度良い大きさと値段だろう。

私は開栓直後のものと開栓してしばらく置いたものを飲み比べている。
大きなボトルでは絶対に出来ない贅沢な飲み方を出来るのも、このサイズと値段ならではの楽しみ方だろう。

大きなボトルでそれをやれば、確実に奥様に恰好の説教の具を与えてしまうのがオチだから。

男子たるもの飲酒をするにも、色々な格闘の末にゆっくり飲むのがダンディズムというものなのだ。





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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
Noriさん、こんにちは!
ヘリオス酒造、また珍しいウィスキーがあるものですね。
しかも180ml=800円とは驚きの価格です。
希少性によるものと思われますが、売れていくんですね。
あまりコンビニ店に入りませんが、こっちにはあったかな?
只野乙山
2017/02/03 07:32
乙山先生 コメント有り難うございます。

最初見たときは沖縄の泡盛の酒蔵だったので大した期待もしていなかったのですが、飲んでみると結構本格的な酒だったので少しビックリしました。
他の酒と比較するとお高い方の部に入ってしまうので、720ml換算の同価格の酒と比べてどうか?と言われれば、値段なりの酒になるんでしょうけど。

因みにローソン限定発売という事なので、他のコンビニには置いてありません。
そしてローソンの酒の品揃えは結構良い状態になってますね。
まあ、私はこの酒とキリンのオークマスターなんかを買うのに便利なので、たまに利用するくらいですが。

それはさて置き、最近の調子はいかがですか?
そちらの方ではかなり雪も降っている様ですし、風邪などはひかれてませんか?
Nori
2017/02/03 08:29
一度に2本投入!

裏ワザですね
自分なら大瓶で購入した方が得だと考えるので
絶対しない方法です。



ウィスキー初心者
2017/02/04 18:24
ウィスキー初心者さん コメント有り難うございます。

この酒が大瓶だったら私も2本まとめって買ったりはしませんね。
記事にあるように720mlの12年物は既に完売となり、このノンエイジも80mlのものしかありません。
大瓶ならしばらく置いて様子を見る事も出来るでしょうが、このサイズでは様子を見ている間に無くなってしまいますから。

記事にも書きましたがこの酒は開封直後よりも、開栓してしばらく置いた方が香りが立ってきて良い感触になります。
まあ得てして多くのウィスキーは、開栓直後より具合が良くなるものなんですけどね。
Nori
2017/02/05 09:43
この酒蔵だったか失念しましたが、以前に沖縄のラム酒を呑んだことがあります。昔から顔なじみの居酒屋の大将が振る舞ってくれたのですが、こちらもスパイシーでした。
胡椒よりも、クローブやコリアンダーに近い風味だったのを覚えております。呑み慣れた「マイヤーズ」のようなダークラムではなく、濁りのない透明なラムでしたヨ。

ヘリオス酒造・・・お手頃だったらなー。
つっち
2017/02/17 18:46
つっちさん コメント有り難うございます。

沖縄本島で造っているラム酒だとヘリオスのものになるんでしょうが、伊江島あたりでも造っているようですね。
ラム酒の原料になる廃糖がふんだんにありますから、沖縄でラムを造るってのは理に適ってる感じがします。
私はまだこちらのラム酒を頂いた事が無いので、機会が有ったら飲んでみたいなと思うのですが、実は頂いた泡盛があるのでそちらを飲んで記事にしてから…という算段でして。

それとこの酒がリーズナブルだったらなぁと確かに思います。
でも1000円ちょっとで旨い酒に出会いまして、最近はそっちばかりを飲んでるんですけどね。

近々記事にしたいと思ってます。
Nori
2017/02/18 08:31
初めまして、1000円ウイスキー探検隊? 楽しみにしてます。ダグラスは私の近くの酒屋には探しても無いです、残念。ハディントンハウスは有りました。古いラベルと現行品。驚きました。古いラベルはちゃんと味が有りました。新しいラベルも良いですが、、。バズレも多いいなか、お勧めです。本文と関係無かったので、スミマセン。
kaji
2017/02/25 16:07
kajiさん はじめまして。コメント有り難うございます。

このところ仕事でばたついて居てブログの方も留守勝ちになっておりまして、誠に申し訳ありません。

ダグラスもハウス・オブ・ピアーズも輸入元がそれほど大きな会社ではなく、取引がある店も多くないのでは…と思います。
かといって通販なんかで買うと送料や何やで値段が膨らんでしまいますので、1000円の利点が無くなってしまいますよね。
なので「これを記事にして良いのか?」と悩む事もあります。

それとハディントンハウスは結構酷評されていますが、それなりに悪い酒ではないと思いますよ。
仰有るように新しいラベルより旧ボトルの方が良いのかなと思ったりします。

手練れのいるスーパーには二つ並べて置いてあるので、こっそりと買ってきたりもしてますよ。
今はなかなか記事にする余裕が無いので、出番待ちの状態なんですけどね。
Nori
2017/02/28 19:30
驚きました。スカイライン乗れてていたのですね。RB32からV6に20年以上乗り継いでいます。次の驚きはエンブレムを、私も探して飲んでます。
カラメルの味も慣れると美味しいく感じる。嫁は甘くて不味いと不評。でもクリミーな感じも有りますよね?ウイスキーは個人差が大きくて面白い。
kaji
2017/03/01 15:30
名護市民だった僕が飲んでいるのが、
ヘリオス酒造のふつうの上等「轟」30°です。
名護の許田の酒造所ですね。
もちろん、ウィスキーなんかではありません。
島酒(泡盛)です。
突然、ヘリオスが出てきたのびっくりしてしまいました。
根岸冬生
URL
2017/03/04 18:54
kajiさんコメント有り難うございます。
返事が遅れまして申し訳ありません。

毎年この時期になると『年度末カオス』と言った状態になりまして、職場では「俺に触れるんじゃない」といったオーラをバンバン出して仕事をしております。
それで帰ったら泥のように眠る日々ですね。

そして私のスカイラインの記事も読んで頂いて恐縮です。
kajiさんは今もスカイラインのオーナーなんですね。私は今の型のスカイラインはなかなか面白いと思って居ります。
日産もあまり当たり外れを繰り返すのではなく、コンスタントに良いモデルを出せばいいのに…と思うんですけどね。

エンブレムは結構色々な部分が『濃い』酒ですから、仰有るように好き嫌いが別れるところかも知れません。
新しい富士山麓も色々な部分が濃いんですけど、この値段でこの酒は大いにアリだと楽しみながら飲んでます。
Nori
2017/03/23 10:51
根岸さん コメント有り難うございます。
そちらの方も色々大変だったご様子で、体調は如何ですか?
私の方は毎年恒例の年度末カオスからようやく這い出した所です。
何せ今年は年度末に色々な事が重なって、身体を動かすこと自体物憂くなったような異常事態でした。

因みにヘリオス酒造はもうウィスキーを造っていないようなので、これは樽を整理して出しているものだと思います。
ローソンでもある店と無い店があります。

実は私も時折泡盛を飲んでまして、以前親交のあった沖縄の方から頂いたものなのですが、チビチビと飲んでいるのでまだ酒棚に並んで居ります。
いつか記事にしようと画策してる訳ですが、ブログの方は近日中に完全復活させようと思ってます。

どうぞ今後の御交誼を。
Nori
2017/03/23 11:03

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