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zoom RSS 七重八重花は咲けども

<<   作成日時 : 2013/04/27 07:00   >>

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桜の時期は終わってしまった。
季節は新しい緑が芽吹く頃となり、自然と新緑の方に目が行きがちになる。
でも、この時期にどうしても撮っておきたい花がある。
それは『山吹』である。

時代劇で越後屋がお代官様に納めるのは、大抵『山吹色の菓子』と呼ばれる銘菓だったりする。最近は通販で山吹色の菓子が購入できるというから、便利な世の中になったものだ。
何かこれって山吹のイメージが…。
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そんな話は別として、幾重にも重なって咲く山吹の花はとても美しい。
子供の頃に実家の近くに咲く山吹がとても綺麗だった。
山あいの石垣の上に咲く風景は、二度と見る事が出来ない風景だから余計心に残っているのかも知れない。
コンクリートの擁壁が出来て以来、その周囲では山吹は咲く事は無くなった。

まあ一般的に山吹で連想するのは『後拾遺和歌集』にある

 七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞかなしき

という兼明親王の有名な歌だろう。
この歌と言うより太田道灌の山吹伝説を想起する事の方が多いかも知れない。

道灌がにわかの雨に遭い近くの農家で雨具を借りようとしたが、娘が一枝の山吹を差しだした事に立腹してその場を去ったが、その娘はこの歌の「実の一つだに」と「蓑ひとつだに」をかけて詫びた事を家臣に教えられ、大いに恥じ入って歌道に励むようになったという。

実は植物学的に言ってヤマブキに実がつかない事はないのだ。
当たり前と言っては当たり前だか、当然実はありますわな。
画像
この山吹の写真は以前に取り上げたユキヤナギのおばさんの敷地にある。
あまりに綺麗だから無断で撮影させてもらった。
畑ばかりでなく庭にも色々な花があって、季節毎に色々と目を楽しませてくれる。

丁度この時期にシャガの花も綺麗に咲いていて、それも撮影させて頂いた。
これは野詰みのお茶の木の横に咲いていたもので、正確にはお隣の家の敷地だが…。

調べてみたらシャガは人工的に作られた園芸品種であるが故に種子が無いという。
何と言っても東京都の絶滅危惧種にもなってる位なのだ。
思えば以前に料理の膳にシャガの切り花を添えていた事があり、その時妙な違和感を感じたのはこう言う事だったのかも知れない。

「実の一つだに無きぞかなしき」とはこの花のことだったか…




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今はなくなってしまった私の生家の庭には八重咲のやつが2本植えてありました。新緑にむせかえるような庭(田舎なもんで庭が広かったんです)に鮮やかな黄金色・・・ですから、私にとって山吹っていったら八重咲だったのですが・・・今住んでいる周辺はどっちかっていうと一重咲の方が一般的で・・・
・・・でも、最近はこの一重咲の方が好きになってきちゃって・・・
三友亭主人
URL
2013/04/27 07:34
カメラに凝ってくると
だんだん、写真ブログになっていきそうですね。
細部二まで神経の生き届いた写真になっているじゃないですか。すごいものだ。
僕はとっても大雑把で、これができないんだなあ。
根岸冬生
2013/04/27 13:43
三友亭主人さん コメント有り難うございます。

実は私の実家に咲いていたヤマブキも一重咲きでした。
緑の草の中に並んで咲くヤマブキには、子供ながら心を動かされました。

このヤマブキは件のおばさんの敷地にあって、あまり人目に触れないのが勿体ないような気がして、載せてしまいました。
これもユキヤナギと同様によく世話がされています。
Nori
2013/04/28 09:28
根岸さん コメント有り難うございます。

いやいや、写真ブログにするつもりはないんですが、たまたま手元に新しいレンズが来たので、記事が多くなっているだけです。

写真の出来はお恥ずかしい限りですが、我慢して見てやって下さい。
ちょっとは自己満足より脱却出来れば良いのですが…
Nori
2013/04/28 09:32

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